2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
当時、発売すぐに入手し、あまり聴かなかったレコード。ビル・ラザウェルとか、アントン・ファイアー、このジョン・ルリーとか、オーネット一派がファンクをやり出した時期に外野から乱入してきた印象がある。ビル・ラザウェルのようにビートを効かしたり、…
30年以上前、ラザウェル一派のレコードを随分買ったような気がする。Material, Golden Palominos、そして、このLast exit。結局のところ、案外、ラズウェル自体の音って一本調子で変化に乏しいのだけど、企画の良さ・鋭さで生き延びている人のように思える。…
昨年、一時期シャソールには随分はまった。とにかく快感指数が高い。カリブやインドの音楽をタネに、ミニマルをベースにした音に組み替える。基本的にはヴィデオとの組み合わせで、音の効果を更に高めるような感じ。残念なのは、音響的な良さには無頓着なこ…
JAZZ TOKYOの及川氏の記事を読んで、入手。 長年、藤井郷子の名前はディスク・ユニオンのフリー・ジャズ・コーナーで見かけたが、手を出したのははじめて。ずっと気になっていたのだけど。 ・ポール・ブレイの弟子、だそうで、確かに伝統と前衛の配合比が似…
ジャズを聴きはじめた1979年、ガイドブック片手に1950年代から1960年代の名盤を買い始めた。マイルス・デイヴィスも何枚か。Kind of Blue, Milestone, ingシリーズを手始めに、でESPあたりで面白くなくなってきた、ように感じた。 ガイドブックでカヴァーさ…
年末、友人と焼き肉喰って、そのまま片町へ。夜半過ぎまで呑んだ帰途、思い立って同じ路地へ(下の写真)。相変わらずの寂しさ。その出口(武蔵寄り)を左に曲がると灯火が仄かに、ミカヅキ。ジャズバーということではなく、ジャズがかかるバー、だそうで。…
これは亡父のレコードで日本盤。疑似ステレオの処理はされていなくて、モノラル。ジャケットが異なるOJC盤は持っていたが、同じ録音とは思っていなかった。 リー・コニッツは驚異的な奏者。1949年のこの録音から60年以上経た数年前、ブルーノートで聴いたが…
時間とともに変容する奏者、そうでない奏者がいる。エバーハルト・ヴェーバーは決定的に後者で、どう聴いても彼の音楽である、という印象は決してエフェクタを通したエレクトリック・アコウスティック・ベースの音色、だけによるものではない。 むしろ作曲行…
正月だから聴いたレコードか。ベン・ウェブスターは亡父の趣味。どうも、ブオンとゆったり吹かれてもなあ、という感じ。ホーキンスやバディ・テイトのほうが好きかなあ。棚を眺めていたら、ジョー・ザヴィヌルとの共演盤(OJC)をみつけて聴いてみた。ウェブ…
アタマ空っぽにしてカラダを取り戻すようなときがある。音楽を聴くとき、意識から浮かび上がるようなオトばかり狙って聴いているのだけど、そんなとき夢と現の境が曖昧模糊としてくる弊がある。だからそんな気分のときには、健全な身体性を保持するブラック…
「例の」Japanese girlの曲をなぞった弾き語り。吉野金次の...と見て、手が出てしまった。確かに良い録音。何も足されていないし、何も引かれていない、そんな風に感じる臨場感。大きなホールでの録音、とすら感じない。ピアノの音の良さ、を味わうアルバ…
ECMの新作もレコードで入手しようと決断。音が存外にいいのだ。 12月のはじめに、ECMのサイトで送料無料の特別セールが案内された。 サイトで購入可能な、未入手の盤3枚を注文。年末にようやく届いた。 そのなかにECMの販売中のレコード に関するパンフレッ…