K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Gary Peacock, Bill Frisell: Just So Happens (1994) 自然な音空間のなかで伸びやかに音を交歓する二人


Gary Peacock, Bill Frisell: Just So Happens (1994, Postcards)
1. Only Now(Bill Frisell, Gary Peacock) 4:40
2. In Walked Po(Bill Frisell, Gary Peacock) 6:14
3. Wapitis Dream(Bill Frisell, Gary Peacock) 3:21
4. Home On The Range 1 (Traditional) 3:30
5. Home On The Range 2 (Traditional) 5:05
6. Through A Skylight(Bill Frisell, Gary Peacock)2:53
7. Red River Valley (Traditional) 3:01
8. Reciprocity(Gary Peacock)4:34
9. Good Morning Heartache (Erving Drake, Irene Higginbottom) 5:25
10. N.O.M.B.(Gary Peacock)4:53
11. Just So Happens(Bill Frisell, Gary Peacock) 7:54
Gary Peacock(b), Bill Frisell(g)
Edited By [Digitally Edited By], Mastered By [Digitally Mastered By]: Allan Tucker
Engineer [Engineered By], Mixed By : Joe Barbaria
Producer: Ralph Simon
Executive-Producer: Sibyl R. Golden
Recorded on February 17 and 18, 1994, at Electric Lady Studios, New York City.
Mixed at Electric Lady Studios and at Sound on Sound Recording, New York City.
Digitally edited and mastered at Foothill Digital, New York City.

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今日、改めて聴き直しているが、実に良いアルバム。Postcardsって良かったな。短命だった

まず、とても自然な音空間のなかで伸びやかに音を交歓する二人。しかし、メセニーとヘイデンのデュオのように、彼らの音の地金を出すような、そんな対話ではない。抽象的な音を出しながら空間構築をしていく。ECMと比べ、とても控えめな音響処理がベースの胴体のきしむ様まで再現する。少し大きめのい音で聴くと染み渡る。

彼らの音の志向の差異あるいは強い直交性のようなものが、音空間の広がりになる。そんな音を無心で聴く時間が愉しい。ECMのように「らしい」パッケージングを施していないので、フリーゼルもピーコックも素の音を聴かせてくれたような気になった。

 

[2010-05-20]

時期とかメンバーとのみると,なんとなく独ECMっぽいジャズなのだが,米post cardsから出ていた.どんなレーベルか来歴は知らないのだが,ポツポツ品のいいアルバムを出していたような記憶がある.Alan PasquaのMilagroは大愛聽盤.90年代のSpeak like a childというような編曲がよかった.という訳で,要は post cardsに好感を持っている.だから迷わず手にしたのは随分前だなあ.

このCDは1994年のもの.Bill Frisellがとてもとても好きだった頃(2000年前後かなあ)に買った.どっちがリーダ,という感じの演奏でなく,ゆったりとしたduologueが続く.Gary Peacockのベースのよさ(テクニックでなく,ベースそのものを味わうような)を存分に聞けるし,Bill Frisell の穏やかな狂気が顔を覗かせる.

最近のBill Frisellは狂気から覚めて,ひたすら米白人の底におりていくような牧歌的な音楽をゆったりやっている.だけど,このCDの按配くらいが僕にはちょう どいい.昨年1月,CambridgeのRegatta Barで23時からのラストセットを聞いていたら,疲れもあって本当に眠たかった...
Bill Frisellははだんだん関心から離れているのだが,Gary Peacockが気になりだした.Keith JarrettとのTales Of Anotherは大好きだしね,このあいだDisk Unionに行ったら,とにかく眼に入る.菊地とのPoesy, Eastward, 銀界,Art LandeとやったECM盤.1時間もいないのに,ものすごくアプローチされた感じ.Eastwardだけ買ったけど.その昔,随分Eastwardは探したのだけど,随分,買いやすくなったものだ.峠の我が家

峠の我が家

  • アーティスト: ゲイリー・ピーコック&ビル・フリゼール,ビル・フリーゼル,ゲイリー・ピーコック
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2000/02/23
  • メディア: CD
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