K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Toninho Horta, Chiquito Braga, Juarez Moreira: Quadros Modernos (2000) こんなときには


Toninho Horta, Chiquito Braga, Juarez Moreira:Quadros Modernos (2000)
   1. Baiao Carioca
   2. Diamantina
   3. Prado
   4. Quadros Modernos
   5. Baiao Barroco
   6. Seculo XX
   7. Afternoons in Thailand
   8. Ouro Preto, Julho de 1986
   9. Jota
  10. Preludio E Danca de Oxum
  11. Shamisen
  12. Estudo Brasileiro
  13. Prado [Versao 2]
  14. Homenagem a Radames, Garoto E Jobim
  15. Mocidade
Toninho Horta(g), Chiquito Braga(g), Juarez Moreira(g)

こんなときには、こんな音楽を延々聴いていたい。

なんだかのんびりしたいのに、のんびりできない特急列車に乗り込むとき、
知った人とゆっくり呑みたいのに、知らない人と急いで呑んでいるとき、
自宅でゆっくりLPレコードのジャケットを眺めていたいのに、狭いホテルでうなされて目覚めたとき、
何も考えたくないののに、つぎつぎと何かを言い立ててるメイルや電話が続いたとき、
夏に向けて力強く気持ちを切り替えたいのに、登り坂のうえの積乱雲が頼りなく見えるとき、

そんなときなので、ギター3本と声、このアルバムが聴きたくなってくる。Toninho買いだったのだけど、他の二人も素晴らしい。やかましくなりそうな弦3本なのだけど、奇麗な音と音の空間・隙間を残している。聴き手は、その空間・隙間に身を横たえる感覚で、任せておけばいい。彼ら3人が紡ぐ音って何て云ったらいいのだろうか。あたかも独りで弾いているような自己完結性に驚いてしまう。なにか統一的な音の世界観がある。何だろう。

ネットでみていくと、ミナス州のギタリスト3人、というミナス音楽という括り、らしい。ミルトン含め、ミナス音楽は気になっているのだけど、ミナス州の場所は知らない。という訳で、こんな音楽がもっとあるに違いないミナス州の地図を貼って仕舞にしたい。てっきり辺境の地かと思っていたけど、首都ブラジリアやサンパウロ、リオなんかに囲まれているトコロだね。も

あと備忘のために、ミナス音楽の素晴らしいガイドHPも。幾つかは持っているけど、知らない奏者も一杯いて......

http://alo-alo-brasil.net/01especial/005-minas-01.html