K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

アジアの写真帳:ハノイのオートバイ


  この2週間、アジアの東から西まで広く動いた。金沢を起点に、バンコクハノイバンコク・金沢・イスタンブール、そして今、金沢への帰途。いずれの街も、金沢も含めて、東京近郊とか大阪近郊で育ち、働いてきたボクにとっては、異質な時間のなか。このゆったりとした時間を楽しみに出かけていく。もっとも、バンコクイスタンブールは大都会だから、その国の中では異質に早い時間のなかだろうけど。以前、タイ人の運転手の案内でアユタヤに行ったときの時間の流れは、驚くほどゆるかったことを思いだした。

  出かける前に、ヴェトナムの写真集を酒場でみた。荷物を満載した小型バイク、ホンダ・カブヤマハ・メイトの姿。鶏や豚や人を満載し、農村を走る姿。だからハノイに着いてから、そんなオートバイはないかきょろきょろしてしまった。残念ながら一国の首都であり大都会のハノイでは、そんなバイクは極く稀。それでも、乗用車よりもバイクが主役の交通事情は、なんともモノ珍しい体験となった。

ハノイに着いて暫くは理解できなかった。バイクが路面の主役であることを。バイクの隙間を縫って、タクシーは走っていく。逆走も普段のこと。ハノイ滞在中に交通事故をみなかったのは、とても不思議な感じがした。

二人乗り、三人乗り、ノーヘル。好きなように乗っている。

外見上、カブは少ないように思えた、のだけど、よく見ると殆どがカブ・ベース。強化プラスチックの派手な外装を被せてあるだけで、中身は同じのように見える。3人で乗り易いように、細かく細工されているのだろうね。

それにしても朝の通勤時は壮観。大通りの大半をバイクが占めている。だから大気汚染も酷そう。マスクをしている人が多い。写真がもやっているのは排気ガスのせい。

命綱.....

センスの良さそうな自転車の女性なのだけど、バイクと喋りながら大通りの真ん中をゆっくり走るのは如何なものかと....