K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢・柿木畠「レコードビーチパーティ」 寒風吹くの日曜に出かけた


 12月に入ってイソガシイ。特に気分が。だから文章を書くキモチの余裕を何処かに落っことしたままになっていた。

 それに買ってきたLPレコードに針を落とすことに躍起になっていて、山積みになっていたレコードも随分減ってきた。衝動買いのような集め方だから、心象風景、のようなモノを描くことができなくて、そう文章とは程遠いような日々だった。内容的には、当たり、のレコードが多くて楽しいのだけどね。音楽ってキモチのstockになるべきモノだと思うのだけど、オトがflowする中で生きる感じって少々違和感を感じてきたところ。でもね、随分と楽しい音が集まったので、とてもご機嫌なのだけど。

 いい加減にしなくちゃなあ、と減速気味の昨今(夏から200枚も買えば、そう思うわな)なのだけど、日曜日は午後から気になっているレコード屋に出かけた。柿木畠の「レコードビーチパーティ」。うつのみや前のビルの3階。そんなに広くない店内にジャズ、クラシック、ソウル、歌謡曲まで揃っていた。だからジャンルごとの品揃えは少なめ。比較的程度の良い盤が多いのと、納得のいく価格が特長かな。480円のレコード2枚、米GRPのデイヴ・ヴァレンティンと土岐英史・山岸潤史のチキン・シャック。ともに録音が良い時代のLPレコードなので、十分楽しむことができた。ボクは好きなタイプの店かな。

 最近、JBLの古いスピーカの音が随分と良くなってきて、レコードに耽溺する時間が長くなってきた。張り替えたエッジのエージングが進んだのだろうね。一つ気がついたのは、タンノイは小音量でもそこそこ鳴るのだけど、JBLはある程度、音量を上げないとダメ。「ある程度」以上だと、本当にいい音がすると思う。昨夜、デイヴ・ヴァレンティンを聴きながら居眠りしてね、3時ぐらいに目覚めたときに、音量を落として聴いていて気がついた。最近の製品であるタンノイのほうが、能率がいいのかな。