K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

古の金沢を想い走る(辰巳用水遊歩道から末町、4月17日)


 まだまだ天候が良いので、櫻を見ながら走る。 自宅=>小立野=>辰巳用水遊歩道=>末町=>犀川小学校 往復12km。4日で累計45km。

ランニング中毒、櫻中毒。 櫻はまだまだ見所があった。一体、いつまで咲き続けるのやら。(やれやれ)そろそろ平常運転に戻らなきゃ。

 末町の日吉神社から犀川小学校で気がついたのは、忠魂碑や戦友会のモニュメントなど、かつて金沢が軍都であった時代を彷彿とさせるもの。確かに、日露戦争での激戦地・旅順の攻防戦で乃木希典とともに戦ったのは、金沢の歩兵第7連隊ではなかったか。日本でも有数の勇猛な部隊であった、という。金沢の市内にはもう面影はなくて、かつての師団後も金沢大学となり、今は城趾の講演。金沢自体も武家の街であったことを忘れるほど、古の優美さ、を打ち出している。どこかイメエジのギャップがあることも否めない。加賀100万石と云いつつも、明治維新での存在感はないのだが、確かに尚武の気風が維新後の陸軍のなかで異彩を放っていたのだろうか。

 そんなことをゆったりとした山間の集落のなかで考え、古の金沢を想い走る、ことになった。そんな石の上に刻まれた記録も昭和60年代で途切れている。兵士だった方々の多くは昭和とともに世を去り、ただただ淡い記憶しか残していない時代となった。だから、走りながら、日清戦争のころ生まれた祖父とすごした時間を少し思い出した。

辰巳用水遊歩道。林檎畑のあたり。

もう葉桜になりつつある

これも遊歩道での景色

末町の日吉神社の裏手。

犀川小学校では端午の節句。櫻はお仕舞いだね。

帰途の辰巳用水。花びらは兼六園まで流れるのだろうか。