K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢・雲をみる(昨秋,11月)


家のうらの竹林.雲をみていると家にいるのが我慢できなかった.

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金沢に引っ越してきて10ヶ月.梅雨を過ぎるともうすぐ1年.四季を一巡することになる.だから,始めての梅雨を楽しみにしていて,ちっとも憂鬱な梅雨入りを迎えた訳ではない.昨夜も随分降ったが,夜半から小雨になり,小雨の中を帽子だけ被って呑みに出かけると,丁度良い肌寒さとともに湿気を孕んだ風が気持ちよかった.呑み終わった頃には,雨上がりの路を歩く楽しさを味わった.雨の季節なのだけど,前に住んでいた湘南や関西よりも雨が弱いような感じがするのだけど何故だろうか.

梅雨の今よりもむしろ引っ越してきたばかりの秋,雨の印象がとても強かった.晴れても雲が流れる.その雲を追いかけるように走り続けた.その秋の日は5時に起きて,早々から仕事.昼すぎから長く走りたくなった.結局,寺町台地を長良坂で犀川におり,瀬を遡行する鮭をみて,雪見橋 で犀川を渡り,大桑橋のあたりから,大瀧坂で小立野台地にあがる.ここから辰巳用水沿いの遊歩道で永安町まで.折り返して”えんしょう坂(五箇山から火薬 を運ぶ路!)”などを通って,石引から新坂を下って本多町に.ここで嫁坂をみつけてアップダウン.本多町のあたりは駐車場,アパートが多く荒れていたな あ.あとは桜橋,桜坂で帰って,12km.桜橋から冠雪した白山がみえた.たくさん”あたらしい坂”をのぼり・おりしながら秋の夕暮れまでを楽しんだ.

その日は天気がよかった.とても雲と光の表情がよく,明りや翳りの移ろいの中で,存分に楽しめた.空の写真を並べる.

雪見橋のあたりの犀川沿いは空が広い.
 

大瀧坂を上ると錦町.空が開けた.

辰巳用水沿いで.このあたりはりんご畑だそうだが..
曇のなかから日が差し始めた.大きな柿の木.

大きく開けた石引の白山坂にも雲が広がっていた.

新坂のうえでは電線が微妙な非周期性を主張していた.

幸町のあたり.鳩小屋のような楼台が.
 

桜橋まで帰ってきたら,はやくも夕刻の影が