K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

次の季節への予兆・9月のお仕舞いのころ


 数年前のような気分の起伏の激しさは影を潜めて、ただ加齢以上に気難しくなっていくような感覚だけが気になっている。結局の所、自分を持て余している、ことだけは変わりない。自分との付き合いに疲れること、には何も変わりはない。

 ボクは昔から夏が嫌いで、ひぐらしが鳴く頃に少しほっとする。暑いのも嫌だし、夏だから何かしなくちゃ、って思うのも嫌だし。あの特別な感じが嫌なのだ。9月に入って、存外に肌寒い日が続いて、ようやくほっとしてきた。

 そんな9月の日々だったのだけど、相変わらず良く眠ることができなかった。夜明け前に必ず眼が醒めて、記憶に残っていない夢に憔悴し、意識ばかり覚醒していくような感じ。目覚めの気持ちよさはちっともない。

 それでも、そんな駄目な朝の駄目な空、も悪くない、と思った。一面漆黒。そして、微かに光が汚れのようにシミ出している。そんな明けない空を眺めて無為に過ごす時間。そんなとき、もう秋の後、次の季節への予兆、のようなものを沢山ため込んだような気分で過ごしていた。