昨日は仕事で東京へ。打ち合わせの合間にお茶の水へ。先日会ったばかりのワニ氏とぶつかるんじゃないかなあ、とかニヤニヤしながらディスクユニオンJazz Tokyoへ。勿論、そんな鉢合わせはないのだけど、以前、知り合いと鉢合わせになったことはあるので、いつかそんなことも、と思う。彼はCDでボクはレコードなので、だけど。
昨日の買い物は後でアップするとして、今、聴いているアルバムがコレ。はじめて見た。決して高額でもない。レッド・ミッチェルの晩年のデュオ物は好物（鈴木勲のデュオとか）なので、入手。ケニー・ドリューは昔Steeple Chase盤が好きだったのだけど、なんとなくジャズ的なものが薄いように思えるようになって、今は聴いていない。後年の日本制作のシリーズ物は論外（！）として。
さて、このアルバムは埼玉のジャズ・スポットの自主制作盤。はじめて見かけた。背面にオーナーが恫氤の意味を語っているが、割愛。変人のにおいがする。阿部克自さんもジャケット裏にそう書いている。
録音はシンプルな感じで音圧が高い。ピアノがやや歪み気味だけど（アンプが暖まると、持ちこたえて、いい音！）、まあいいか。演奏ががっと前に出てくる。写真を見るとミッチェルのベースのボディにマイクを近づけている。ベースは期待値ピッタリ。音も良い。ケニー・ドリューって、こんなに元気かなあ、というくらい強いタッチで弾いている。その気負いのないノリがとても気持ちよい。
見つけたら手にしてもいいレコードじゃないかなあ、企画モノに乗ったドリューとは違う、ちょっと元気が彼を聴くことができる。
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恫氤(どういん) Kenny Drew Meets Red Mitchell Live At Hizumidama-tei(歪玉亭) (1982)
A1. On Green Dolphin Street 6:50
A2. Oh, Lady Be Good 7:35
A3. There Is No Greater Love 10:35
B1. It Might As Well Be Spring 9:35
B2. Stella By Starlight 8:50
B3. It Could Happen To You 6:25
Kenny Drew(p), Red Mitchell(b)
Recorded at 歪珠亭 in Omiya on April 25th, 1982
