K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Bill Frisell: Solos - The Jazz Sessions (2012) 過剰と浮遊のあいだに

 ここ数日は忙しくて、聴いたアルバムをアップできていない。渓流釣り、で忙しいのではなく、本業で、である。残念だけど。

 今日は人と会う合間に、apple musicでビル・フリーゼルのソロ・アルバムをみつけて聴いていた。ビル・フリーゼルは、過剰と浮遊のあいだで揺れ動いている、ようにきこえる。ボクは過剰な感じ、の配分が多いほうが好み。だから最近はいい具合のアルバムがない。浮遊が優勢だから。

 これも浮遊系のソロ・ギターなのだけど、案外イケる。そこで気がついたのは、浮遊が好みに合わない、のではなく、最近の浮遊感の演出が「ヴァイオリン」によるから、ギターの味が損なわれている、のではないか、ということ。そう感じたのは、オバマ大統領就任の日の深夜、ケンブリッジレガッタ・バーで聴いた彼のバンドが楽しめなかった、ことを、コレを聴きながら咀嚼したから。どうも、あのヴァイオリンは合わない、のだ。

追記:これはDVDで発売されているアルバムがappleでは音源のみを販売しているみたい。ボクはstreamingだけだけど。モノ(媒体)が増えなくて、それはそれでいいなあ、と思う。

 apple musicのリンク

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Bill Frisell: Solos - The Jazz Sessions (2012)
1. Keep Your Eyes Open
2. Throughout
3. Ron Carter
4. Boubacar
5. Shenandoah
6. Wildwood Flower Variations
7. Poem for Eva