チブリ尾根は登りも下りも静か。長大なので人が少ない。山頂は賑やかなのは別当からの往復が多いから、なのだろうか。山の下りは辛いものだが、ここは上部(山頂から避難小屋)を除くと、柔らかな山道が続く。ガレ場が多い白山の登山路よりも楽。
下降の頃には、上部は雲に覆われ光が乏しい状態。それがかえって良くて、目当ての森林限界あたり(標高1900m附近、チブリ尾根平坦部)から見る紅葉が素晴らしかった。登路では光が強すぎて白けていたので。以前は脚が早かったので、朝の斜光のうちに楽しめたのだが。今回は登山優先で、小さなカメラしか持参しなかったのが残念。
水飲み場下部(標高1200m以下)では雲を抜け出て、森の木々が美しかった。台風のためか、倒れた巨木が少なからずあり、また森の木々に以前ほど生気を感じなかったのは気のせいだったのだろうか。弱っているのだろうか。
山頂出発1220。
山頂を去ると雲が沸く。
チブリ尾根避難小屋には1350。
翳ると森林限界あたりの紅葉が美しく見えた。
ここが中間地点。
水飲み場には1520。ほぼコースタイムで下る。このあたりから光が戻る。
倒木
ゆっくりと木々を愛でて下山。1700。
着替えて出発したら、もう日暮れ。白峰に着く頃は真っ暗だった。