11/4の別山登山は紅葉の森の中を歩くことからはじまって、そして上部は積雪のなかを歩いた。チブリ尾根避難小屋まで下降して14:30。もう陽が傾き、赤味を帯び始めていた。天候は1日中良好で、チブリ尾根下部の広葉樹林は残照のなかにあった。またとない機会をとらえることができた。石川県の山は森が美しいのでとても好きだ。それを改めて想った。
独りで長い一日を過ごした。一日中、もう一人のボクといつまでも話しをしていたような不思議な感触だった。
下って行くと雪が随分少なくなって、その上に落葉が散らばっていた。
高度を落としていくと森が深くなっていく。そして赤い。
葉が落ちて、夏と比べて随分と明るい。
陽が尾根に隠れはじめた。
夕暮れの色なのか
秋が終わろうとしていた。
苔むした岩の上に落葉が。なんだかオードブルのプレートのようだった。
足元は暗いのだけど木々の上部は依然、光のなかにあった。
いつまでも上をみていた。木々のフラクタル
市ノ瀬には日没直後に。大きな飛行機雲が赤かった。