K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

沢田穣治: Contra Banda (2022) 1990年頃にパット・メセニーに求めていたのは

沢田穣治: Contra Banda (2022, Unknown Silence)
1. Life is fleeting dream (沢田穣治)
2. Strange landscape (沢田穣治)
3. Sorane (沢田穣治)
4. Yukiakari (沢田穣治)
5. Contra Banda #1 (沢田穣治)
6. Contra Banda #2 (沢田穣治)
7. Monochrome (沢田穣治)
沢田穣治(b), 望月慎一郎(p), 馬場孝喜(g), 池長一美(ds)
城戸夕果 (fl on 3, 7)

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もう記憶も定かではないが、1990年頃にパット・メセニーに求めていたのは、こんな感じの音だったような記憶がある。室内楽的な造り、なのだけど、そのスタイルや音色のダイナミックレンジは、クラシック的なレンジを遥かに超えて、様々な色彩を聴き手の内面に描き出す。secret storyあたりが頂点、だろうか。

このアルバムを聴いていて、そんな記憶が手繰り寄せられる感覚が面白かった。馬場孝喜のギターの音色の変化とともに、いろいろな場所に連れて行かれる感じ、であり、それでいて統一感のある音が心地よい、ジャズでありジャズでもない音。

城戸夕果 のフルートが入った最後の曲、がとても気に入った。いつまでも聴いていたい。

 

Contra Banda

Contra Banda

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