Peter Erskine: Live At Rocco (2000, Fuzzy Music)
(Disc 1)
1. To Love Again 7:19
2. Riff Raff 8:22
3. Caribe (Intro) 6:10
4. Caribe (Body) 7:43
5. Life Today 8:52
6. Jerry Goldsmith 4:56
7. Greta 7:43
8. Bulgaria 9:36
(Disc 2)
1. How About You? 13:15
2. Autumn Rose 6:09
3. Pure & Simple 6:06
4. All Of You 9:20
5. Children 5:18
6. Milagro 11:36
7. Taiowa 7:59
Peter Erskine(ds), Alan Pasqua(p), Dave Carpenter(b)
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1980年頃はWRの新譜を擦り切れるほど聴いていたから、当時、一番聴いていたドラマーかもしれない。ジャコ・パストリアスやウェイン・ショーターに耳が寄っていたのだけど、躍動的なアースキンのドラムも嫌いじゃなかった(当時ザヴィヌルには馴染めなかった)。
その後のアースキンは全く気にしていなかったので、よく分からない。ECMでジョン・テイラーとの共演していたし、聴かなくては、とは思っていたけど。
Twitterで、このアルバムを激賞している方がおられて、聴いてみると不思議なアルバム。
トリオの演奏とオーディエンスまでもが一体になったような珠玉のライヴにため息。
— ジャズ犬(ケン)/ JazzDogs.bar (@takashi_okada) 2022年9月13日
Peter Erskine, Alan Pasqua with Dave Carpenter / Live At Rocco / 2000
ピーター・アースキン / ライヴ・アット・ロッコhttps://t.co/jUAM68OeWh#JazzDogs #Jazz #PeterErskine #AlanPasqua #DaveCarpenter
なんとも、緩い感じではじまるが、徐々にゆっくりと、そしてしっかりと掴まれてしまうのだ。ピアノの響きが実に美しいのだけど、自己陶酔的でもなく、ポイント・ポイントですっと美音を醸して、またするっと進めて行く感じ。そこに打楽器的な(打楽器胃なのだけど)乾いた打音が叩き込まれる。実に気持ち良い。ピアノはアラン・パスカ。同時期のpost cardのアルバムは一時凄く聴いた記憶がある:
ドラマーのピアノ・トリオで記憶に残るのはロイ・ヘインズかな:
ピアニストのトリオで記憶に残るのはやはりロイ・ヘインズかエルビン・ジョーンズ:
どのドラマーもヴァイタルだけど繊細。
これも、そんな名盤達と並べても良い、薫りを感じる。敢えて云うと、並べたアルバムと比べ少しだけ控えめで埋もれかけている、そこもまた良し、と思えるのだ。
追記:
録音も間違いなく好感の持てる良い録音。ECMの残響漬けを聴いた後だしねえ。