K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

石川県 宝達山(637m):能登最高峰 花と景観の山(の予感)


4月3日午前,能登の最高峰である宝達山(637m)に登った.登山道には早くも花が咲き始め,その後の華やかな彩りが予感され,また風に乗って強い香を感じること度々であった.

場所は富山県との県境に近い,能登の背骨.狙いは白山と北アルプスの景観.


金沢に引越して7ヶ月が過ぎ,登山とジャズに関心をお持ちのズバリの方Kさんの知遇を得て,引越後初の登山.とても楽しみしていて,随分早い時間から目が覚めた,子供の遠足モードでした.楽しい気分で朝を迎えた.

7:30にKさんの車で出発し,8:30には現地に.しかしながら雨に見舞われ1時間ほど登山口で停滞.

9:30に雨が止んだので出発.こぶしの路という名前の登山道を上がる.稜線沿いの比較的急坂が続きます.
           

雨上がりの余得はしっとりと濡れた木々の香やみどりひかる葉の輝き.少し寒いが気分は上々.何より,15年振りくらいに登山再開のKさんの表情が良くなっていくのが,とても嬉しい.ジャズを聴くのも登山も同行者とのinter-playはあるのだ.
   

新緑もあり,また散る椿の花ありで,少し登って稜線に出たあたりから彩りが豊かで,またきつつきの叩音もあり,まったく登山者と会わない静かな山行の賑やかなこと.

  

芽吹き,花々と楽しくなってきたので,マクロ撮影と思ったら,ありゃりゃ,慣れぬコトで無残な写真.だけど色が綺麗だったので...(金沢ではピント無限遠で雲や空ばっかり撮っていたもんなあ,と言い訳)

   

上部は残雪もあり少しだけ雪山気分,また内灘の海岸が良く見通せて,なかなか上首尾の登山となりました.残念なのは,富山方面や白山方面は雲が多く.眺望がきかなかったこと.4月から5月の天気の良いときには,蒸せかえる花々や木々の香をくぐりながら登って,頂上では立山連峰,白山連峰さらには白馬連峰まで見える,とても素晴らしいハイキングになるんだろうな,と冷たい風に吹かれていたのでした.

  

頂上のあたりは電波搭が林立し,富山・新潟方面と石川の無線通信路の要衝となっている.ということで,頂上まで立派な道路があって,ある種の興醒め要素はあるのだが,それを上回る良さ,が確かにありましたよ.