K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Chicago O'Hare International Airport:何となくほろ苦い思いが


 米国出張の帰途(今回はカナダだけど)、このシカゴ・オヘア国際空港で成田便を待つとき、何だか分からないけどホット・ドッグでビールが呑みたくなる。大体、昼前の出発だから朝ビールが気持ちよい。ゆったりした気分になりたいからだろうね。今回も接続ターミナルでホット・ドッグの売店を見つけたから、あわてて買って、ビール・バーで呑んだ。Goose ってビールが8ドル7セント、ボット・ドッグが4ドル42セント、全部で12ドル49セント。税込み。1000円程度のお安い愉悦。

 ボクはこの15年の間、随分と米国に来た。あまり来なくなった今でも年2回。ある時期は7〜8回来ていた。好き嫌いでなくて、仕事だから仕方がない。東海岸とテキサスが多かった。だからシカゴ・オヘア国際空港を一番多く通過したような気がする。いつだったか国際線ターミナルでホット・ドッグを見つけてから、このパターンが気に入った。同じジャンクな食べ物であるマクドナルドのハンバーガーよりも美味しくてビールに合う。脂ぎったソーセージ、大きなピクルス、苦手なパラピーニョ、大切りのトマト、タマネギ...十分だよね。

 じゃあ、タイトルの「何となくほろ苦い思いが」って何かって?

 10年前には何人かの同僚とこの空港を通り過ぎたことを思い出したから。ふっとホット・ドッグをビールで流し込んでいるときに、あの頃からの10年を思い出すと人との決別や分かれが思い出された。そんなことを思いながら独りで食べるジャンクな味も格別なのだけど。

 ああ、もうすぐ成田便の搭乗がはじまる。じゃあ