土曜日だけど、仕事の宴席で午後遅くに香林坊に。比較的短時間なので、遅い昼食兼早い夕食と心得、そこそこ飲み食いし、退散した。
本当に久しぶりに昼の街中を歩く。基本的には、引き籠もり体質なのだ。人酔い、もするし。だから独りで山の中とか、沢の傍に居るとほっとする。
でも、すっかり遅くなり始めた夕暮れを愉しむ帰途、は嬉しい。里見町あたりの虫喰いのような駐車場になった地所から、白い峰が遠望できたり、うっすらと茜色の古い家屋を眺めて歩く。
菊川の「川上広見」に立ってみる。３つの路の交叉点。６本の枝が伸びる広見。クルマはほとんど通らないが信号がある、不思議な空間。
足軽屋敷の横を通って帰宅。６時をまわっていたが、まだ明るい。コートを脱がずに、しばらく山を眺めていた。
とても堅く縛ったような気分がようやく緩んできた、少々の酒精では緩まなかったのに。
