K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Randy Weston: Carnival- Live At Montreux '74

Randy Weston: Carnival- Live At Montreux '74 (Arista, 1974)
A1. Carnival (Weston)
A2. Introduction
A3. Tribute To Duke Ellington (Weston)
B1. Introduction
B2. Mystery Of Love (Warren, Weston)
andy Weston(p), William Allen(b), Billy Harper(ts,fl), Don Moye(ds), Steve Berrios(perc)
Producer: Alan Bates, Michael Cuscuna
Recorded live at the Montreux Jazz Festival 5th July, 1974

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先週、東京と名古屋で買ったレコードを聴き続けている。このArista Freedomのシリーズはかつて(1980年前後)、カット盤で大量流通していて、1000円以下で買うことができた。フリージャズ方面の入り口で大変お世話になった。だから今でも中古盤の値付けが気になって、高価だと買う気がしない。中身の話じゃないのだけど。

昔からArista Freedomのランディ・ウェストンが気になっていたのだけど、ようやく安レコードと巡り会って購入。ランディ・ウェストンはアフリカという程、アフリカ的な音を聴かせることがない印象があって、どうも聴き所がわからない。

このアルバムは録音がとても明瞭で、打楽器の打音が実に気持ち良い。ウェストンのピアノの打鍵の強さが弾けるようで、これまた実に分かりやすい。ビリー・ハーパーのサックス、フルートの音響も実に良く、抑制的な演奏もとっても格好がいい。ハーパーのアルバムって2管編成が多いので、1管というのも嬉しい。

モンク的なバップから、1970年代のジャズに抜け出した感じがとても良いアルバムだった。やっと、ウェストンの好盤と当たった感じ。ハーパーとの共演アルバムもあるようだから、ゆっくり探そう。

Carnival

Carnival