まあいろいろなレコードがあって悲喜こもごもなのだけど、腹が立つことはそんなにない。駄目な買い物を判断したことが駄目なのだから。
しかし、RSDにかこつけて、重量盤にする価値が欠片もない盤(エヴァンス)や、あまりない盤(ロリンズ)に高価な値付けをする商法は頂けない。Resonanceは一線を越えた感が強い。それに和文解説を付けて流通させる国内ディラーもどうかしている。法外な値付け、だと思う。まあロリンズは聴いても良い音質だが、エヴァンスは酷い。
ジェフリーもRSD。こんなのも、普通に流通させてよ、って思う。価格見合いの内容なので不満はなかったが。最後はAmerica30盤のコールマン・ブレイの1958年のセッション。IAIのオーネット・ブレイ盤と対になっている。1971年に発売された盤で、バップ・ピアニストから変貌するブレイを捉えていて貴重。ブレイはオフ気味で残念。それでも、そのような盤だと納得して購入できる内容。奇妙なイコライズもかかっていないし、耳を済ましてブレイを聴けばよいのだ。
IAI盤は1977年の発売。