本田竹曠: 浄土(1970, Trio)
A1. 浄土 11:33
A2. Lazy Dream 8:04
B1. The Way To Brooklyn 9:05
B2. Second Country 6:12
本田竹曠(p), Regie Workman(b), 日野元彦(ds)
Engineer: 菅野沖彦
Recorded December 6, 1970.
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何となく選んだ新年の一枚。
過剰な人、なんだと思う。音を溢れさせている。だから、そのような溢れる力をを溜めて、時間とか空間とか意識させるような瞬間のグルーヴ感が素晴らしい、のだと思った。
この盤では、A1が音が溢れかえって何が何やら。一転して緩りとしたA2の電気ピアノの醸し出す音場が最高。B1は当時の主流派的な音でよくドライヴしているが、何か物足りない。本盤での一番はB2。伸びやかな音の流れに惹かれる。
それにしても、新年早々、本田竹曠のケツを見るとは思わなかった。今年一年、思いやられる。しかしまあ、高度経済成長期の日本の勢いそのものじゃないか。未来への咆哮そのものだなあ。
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