Jeff Parker: Forfolks (2021, International Anthem)
1. Off Om 01:21
2. Four Folks 05:34
3. My Ideal 03:10
4. Suffolk 07:38
5. Flour Of Fur 04:08
6. Ugly Beauty 03:24
7. Excess Success 10:53
8. La Jetée 04:11
Jeff Parker(g)
Engineered by Graeme Gibson at Sholo Studio in Altadena, California on June 28th & 29th, 2021.
Mixed by Graeme Gibson in Cypress Park, Los Angeles, California on July 15th & 16th, 2021.
Sequenced by Scott McNiece.
Mastered by David Allen
Producer: Scott McNiece
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早くもレコード到着。何故かドイツから。確かに配送コストは米国よりもEU圏が安価だ。
ジェフ・パーカーのギター、特にソロでは内向的な陰翳が強くなるので、雪の頃に聴くレコードにふさわしい。
[2021-12-17] 内向的な音のヴェクトルを
ジェフ・パーカーは好みのギター奏者。その彼の新譜はギター・ソロ。
彼の音楽の魅力は寡黙さ、内向的な音のヴェクトル、だと思っている。グループでのアルバムは必ずしもそれが堪能できる訳ではないが、ソロ・小編成では美味しい音。
このアルバムは特にそんな彼の音が疎に詰まっていて、そんな音密度に浸るには聴き手も少し、普段の時間から逸脱する必要がある。今、ようやく、そんな感じで聴くことができる。
本アルバムはモンクの曲も弾いている。そこには、モンクの曲を採り上げるときの「あざとさ」のようなものがなく、彼自身の音に隣接するような形で、ちょこっと収まっている。
そのことについて、ライナーノートにも記載がある。
Matthew Lux (Isotope 217で共演のベース奏者)のライナー・ノート:
Forfolksでは、グレート・アメリカン・ソングブックのスタンダード曲が、多層的な即興演奏、セロニアス・モンクの曲、そして25年前にパーカーが作曲したいくつかの曲の隣に心地よく収まっています。
モンクとの比較は適切なものだと思います。二人ともそれぞれの世代で最も進歩的な音楽運動に深く関わっていて、当時はどちらもあまり有名ではありませんでしたが、20年ほど後に世界が彼らに追いつくまで、自分たちの静かな象徴的なやり方でやり続けていました。
このアルバムはレコードで注文していて(Bandcampだと、同時にディジタル音源が入手できる)、到着が楽しみ。