ブルーノート時代のサム・リヴァースは手薄だった。1970年代以降、フリージャズと主流派の間で絶妙のポジションで、ロフトでの活動を通じ、今に通じるマレイらにバトンを渡した重要な奏者だと思っている。マイルス・バンドを短期でやめた人、という認識しかなかったが、ECMでの新譜を入手して驚いたのが1980年頃だったが。
実は歴代のマイルスバンドのテナーで、コルトレーンの次に好きなのはリヴァースなのだ。
Contoursは以前から持っていたもの。Liberty/RVG.あとは今回入手。
A new conceptionはUA青黒/RVG。
Fusia swingは後期東芝盤。
最後のInvolutionはカスクーナの発掘音源。半分はリヴァースのDimensions & Extensionsで、その後、格好いいジャケットの発掘盤としてプレス。残り半分はアンドリュー・ヒルの未発表音源 ChangeとしてCDでリリース。そっちはレコードで出ていないので、お得感がある。
どれを聴いても、いわゆる新主流派のアルバムとしては硬派で、そのゴツッとしたブロウが格好いい。好きだ。