K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Tigran Hamasyan: Atmosphères (ECM 2414/15)

みで、単なるオリエンタリズムだけではない、深遠なる宗教曲の魅力に魅了された: しかし、このアルバムに及んで、ハマシアンのピアノの「キメのアルメニア旋律」のワンパターンさ、に気持ち悪くなった。そんな訳で、その後は聴いていなかった。 最近になっ…

菊地雅章, Gary Peacock, Paul Motian: Tethered Moon

ここ数日、菊地雅章を聴き続けている。面白いのだけど、何か腑に落ちないような感覚、が常に残る。この音は何だろうか、と。強い内向きの印象を与えるのだけど、必ずしも嘆美的、陶酔的でない。かなり覚めている。覚めているのだけど、熱いわけでもなく、冷…

Tethered Moon(菊地雅章, Gary Peacock, Paul Motian): First Meeting(1990,91) 得体の知れない深みに

不思議なアルバムだ。聴けば聴くほど、得体の知れない深みに入っていくような、そんな感覚になる。3人でソロを渡しながら延々と続く。起承転結がない、循環する音を聴いているような錯覚を覚える。音をぶつけ合っても燃えない。昂奮もない。かといって、ECM…

月 山口小夜子・山海塾(音楽:菊地雅章)

写真・映像:横須賀功光 構成・振付:天児牛大 音楽:菊地雅章 出演:山口小夜子/山海塾 1987年,スストの後,シンセサイザ期の作品. この時期の音は合わないのだけど,山口小夜子とか山海塾の映像も気になって,ということなのだ.

大友良英:ジャズ・トゥナイト - NHK

昨夜,本当に久方振りにラジオを聴いた. 今,ジャズ番組は少ないようだ.ジャズを聴きはじめた時には,油井正一のアスペクト・イン・ジャズ,本多俊夫のゴールデン・ジャズ・ステージ,NHKのセッション79(これはまだある),その他,イソノテルヲの番組も…

Jon Irabagon: Behind The Sky (2014) これ,いいアルバムだなあ

イラバゴンは聴いたことがなくて,変なバンド名(Killingなんて物騒な)とか変なジャケット(名盤パロディ)もあって,変な奏者に違いない思い込みがあった,というか,そうじゃないの? 実は昨年のニューヨーク滞在時にライヴがあって,凄く気になったのだ…

4月1日の雪

昨夜遅く、雪が降ったようだ。 名残り雪とは言えない降雪だったようだ。 少雪の後の春、天候は不順だ。

Andrew Hill: The solo (2004) ヒル晩年のソロ

今朝、夜明けよりも随分前に起きた。この1週間ほど、仕事の書き物をしていてずっとそうだ。そのときの音楽には少しだけ気を遣う.静謐であり響きが美しいほうがいいが、作為は嫌だ。エグ味が強くなるから。 アンドリュー・ヒルの晩年のソロはいい。そこには…