K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Hilton Ruiz: Piano Man 

好きなピアニスト。チコ・フリーマンとの共演盤で決定的に脳裏に焼き付けられた。真剣には探していなかったが、先日、レコードで入手。1970年代のアルバムがvintage扱いになることもある昨今、餌箱級の価格で入手できて嬉しかった。しかもサイン付き。 音も…

Mulgrew Miller: Trio Transition

当時、SJ誌でキャンペーンを張っていた「新伝承派」というコトバには全く馴染めなかった。ウィントン・マルサリスなんかも、初リーダー作の面白み(ピアノレスの曲での奔放な感じ)がなくなってしまったし。その他の奏者にも興味はなかった。ブランフォード…

Steve Grossman, Jean-François Jenny Clark: New Moon

Steve Grossman, Jean-François Jenny Clark: New Moon (1978, Musica Records)A1. Haressah 7:19A2. I Do Not Know Yet 9:16B1. New Moon 3:42B2. King Tut 6:14B3. A. M. 2:00B4. Out Of Nowhere 5:09B5. Body And Soul 2:04Steve Grossman(p, ts, ss), Je…

Aki Takase Japanic: Thema Prima

Aki Takase Japanic: Thema Prima (2018, Budapest Music Center Records)1. Traffic Jam (Aki Takase) 6:022. Thema Prima (Aki Takase) 6:053. A Goldfish in Space (Daniel Erdmann) 1:294. Mannen i tårnet (Dag Magnus Narvesen) 4:155. Wüstenschiff (…

Bill Evans: Complete Live At Ronnie Scott's 1980

Bill Evans: Complete Live At Ronnie Scott's 1980 (1980, Gambit Records)(Disc 1)1. Emily 5:332. Days Of Wine And Roses 8:253. Knit For Mary F. 6:074. Like Someone In Love 7:065. Your Story 3:566. Stella By Starlight 8:267. My Man's Gone Now…

いやな話題(コロンビア・カーヴ)

いやな話題が気になり出した。 フォノ・イコライザの補正カーヴ(レコード盤の音響特性を加味したカッティグを行い、再生時に装置で逆補正を行う)として、RIAAカーヴ(Recording Industry Association of America=アメリカレコード協会)が用いられているこ…

Arto Lindsay,山木秀夫: U Turn

Arto Lindsay,山木秀夫: U Turn (2016, Saidera)1. Don't smile / Pode Sorrir(Nelson Cavquinho) 2. Very Dark Photo / Talk to Me(Rudy Vallee, Eddie Snydar, Stanley Kahan) 5:07 3. Saturate / Maneiras(Silvio da silva) 4:26 4. Flying Into a Cloud(…

小谷まゆみ, 國仲勝男: Mizti

小谷まゆみ, 國仲勝男: Mizti (2012, オーライレコード)1.Voodoo Child2.『ひふみうた』 ~ 金子みすずの詩3.即興I 『おもろそうし』より4.即興II 『万葉集』より5.龍神 小谷まゆみ(voice), 國仲勝男(六弦) ------------------------------------------------…

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了(訂正版)

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了した。当初の蒐集目標だ。昔、泣く泣く選別して買うしかなかった学生時代の反動の大人買い、だろう。京都三条の十字屋店頭を飾った輸入盤の数々を思い出すなあ。 ECMのレコード(独盤)を集め出して何年だろうか。焦ら…

John Hicks: Hells Bells (1975) やはりこれが決定盤のように

John Hicks(p), Clint Houston(b), Cliff Barbaro(ds) Recorded: May 21, 1975, London, England

月 山口小夜子・山海塾/音楽:菊地雅章

月 山口小夜子・山海塾(1987)写真・映像:横須賀功光 構成・振付:天児牛大 音楽:菊地雅章 出演:山口小夜子/山海塾 ---------------------------------------------------- 勢いで菊地雅章コンプリート(但しリーダ作ね)を追っているが、ようやくお仕舞い…

磯端伸一: Existence

磯端伸一: Existence (2013, 時弦プロダクション)1. 鏡の子供… a child in mirror 3.092. 斑猫… tiger beetle 1:41 3. duo untitled 1 2:144. 夕立… shower 2:345. 鰍… "kajika" japanese fluvial sculpin 1:396. 晩夏… late summer 1:59 7. duo untitled 2 …

仕事場前の枝垂れ桜(3)

週明け、まだ頑張っている。

浜村昌子: Kind Mind

浜村昌子: Kind Mind (2017, Kind Mind music)1. kind mind (masako hamamura)2. long ballad -part 1 (hamamura- scherr - perraud)3. 青空ララ (masako hamamura)4. improvisation #1 (hamamura- scherr - perraud)5. improvisation #2 (hamamura- scherr …

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61) ベーゼンドルファーの響きを撫でる

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61, Black Sun)1. Mysteries: Untitled 49:41a solo concert at a Bösendorfer Festival, November, 19762. Pots 5:483. Bulbs 6:564. Mixed 10:13Cecil Taylor(p), Jimmy Lyons(as), Archie Shepp(ts), Henry Grim…

Sara Serpa: Close Up

Sara Serpa: Close Up (2017, Clean Feed)1. Object 4:042. Pássaros(Sara Serpa) 4:193. Sol Enganador(Sara Serpa) 6:014. The Future(Sara Serpa) 5:375. Listening(Sara Serpa) 2:576. Storm Coming(Sara Serpa) 5:207. Woman(Sara Serpa) 4:068. Quiet …

Ben Monder: Day After Day

前日のSam Riversとともに、bandcampで購入したアルバム。昨年、マリア・シュナイダー・オーケストラで生モンダーを聴いて、今まで以上に好みの音であることを知った。一音で空間を作って、不穏な雰囲気を流し出す感じが好きだ。昔の過激なフリーゼルの音響…

Sam Rivers, Dave Holland, Barry Altschul: Reunion: Live In New York

Sam Rivers, Dave Holland, Barry Altschul: Reunion: Live In New York(2007, pi recordings)(Disc 1)1. Part 1 8:072. Part 2 9:413. Part 3 15:454. Part 4 8:375. Part 5 9:32(Disc 2)1. Part 1 8:552. Part 2 14:463. Part 3 4:104. Part 4 7:23Sam Riv…

仕事場前の枝垂れ桜(2)

本日は曇天.仕事場前の枝垂れは頑張っている. 例年は,3月終わりの犀星の碑あたりから,犀川河畔,卯辰山ときて,この枝垂れでGW一週間くらい前まで.GW前が泉野体育館裏の墓場横の菊桜でお仕舞い. もう桜はお仕舞い気味の金沢,でももう少し.

仕事場前の枝垂れ桜(2)

本日は曇天.仕事場前の枝垂れは頑張っている. 例年は,3月終わりの犀星の碑あたりから,犀川河畔,卯辰山ときて,この枝垂れでGW一週間くらい前まで.GW前が泉野体育館裏の墓場横の菊桜でお仕舞い. もう桜はお仕舞い気味の金沢,でももう少し.

仕事場前の枝垂れ桜

これから満開。毎年のことだけど、染井吉野率が高くない金沢の桜分布は嬉しい。

Paul Bley: Festival International De Jazz Lugano 31 August 1966

このポール・ブレイのライヴ、非常に良い。同時期(1966年11月4日)に同じメンバーでのライヴ(オランダのハーレム)があるが、フリー(に聴こえる)部分を強調したような、求心力がない発散したような演奏で全く面白くない。アルトシュルはともかく、レヴィン…

Charles Lloyd: Live... 1966

これまた録音が良く、手慣れたイコライズの賜か。Bootの哀しさは一切なしのアルバム。内容的にもライヴの良さ全開。キース・ジャレットのピアノをはじめ、マクビーもデジョネットも明瞭。それが嬉しい。だから長尺のソロも楽しめる。若きジャレットが、時と…

マニ教関連のサイト

数年に一度、ニュースか何かでマニ教の名前が出る。ボクにとっては、スタインやヘディンあるいは大谷探検隊の、西域話の隅っこ、という形で記憶に残っている。 ゾロスター教や、早々に分岐したキリスト教の東方教会(アルメニア、シリアあるいはエチオピア、…

マニ教関連のサイト

数年に一度、ニュースか何かでマニ教の名前が出る。ボクにとっては、スタインやヘディンあるいは大谷探検隊の、西域話の隅っこ、という形で記憶に残っている。 ゾロスター教や、早々に分岐したキリスト教の東方教会(アルメニア、シリアあるいはエチオピア、…

Sam Rivers: Paragon

デイヴ・ホランドとバリー・アルトシュルの組み合わせは大好き。あまり粘りのない、熱気を感じさせない、でも濃厚なビート空間を作るから、と云ったらいいのか。 コリアのA.R.C.が好きだったのだけど、実は、この二人が要だったのでは、とも思っているし、だ…

Mark Guiliana: BEAT MUSIC! BEAT MUSIC! BEAT MUSIC!

2014年から2015年というと、もう5年近く前じゃないか。 その頃、ブラッド・メルドーのプロモーション・ヴィデオでMehlianaを聴いて、メルドーのローズもさることながら、若いドラム奏者マーク・ジュリアナのビートのパルス感、非常に分解能が高く、その高い…

Q.B.B.:古本屋台(2018) とにかく面白い(若干のつげ義春ネタ)

古本屋台 (書籍扱いコミック) 作者: Q.B.B.,久住昌之,久住卓也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/04/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 今日届いた漫画。つげ本を注文しようとしたら、amazonの推奨本リストに出た…

今年の桜

咲き始めが関東や東海とあまり変わらなかった金沢。少しおかしい。 その後、少し冷え込んだお陰で、例年のように4月第2週末でも、しっかりと残っている。 朝、仕事場に着いた後、暫し眺めていた。 色々あったが、そんなことはまあいいか。

Orrin Evans And The Captain Black Big Band: Presence (2018) 1970年代の熱気、のようなものが

これ、たまたま聴いてみたのだけど、かなり良い。何が良いか、好きな1970年代ジャズ(ウッディ・ショウが好きだなあ、とかロイ・ブルックもいいなあの感じね)の空気が金管の編曲に詰まっていて楽しい。で、それでいてオリン・エヴァンスのピアノは、今風の…