月 山口小夜子・山海塾(1987)
写真・映像:横須賀功光
構成・振付:天児牛大
音楽:菊地雅章
出演:山口小夜子/山海塾
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勢いで菊地雅章コンプリート(但しリーダ作ね)を追っているが、ようやくお仕舞い。
まずLPレコードを早々に集めて、最後は12 inch。
その後はCDでシンセサイザの6枚モノに難渋。
最後がレーザディスク。これが難物で3アルバム、8枚。これがようやく揃った。
今日、見ているのは山口小夜子と山海塾の映像。電通制作で、音楽は稲岡さんのプロデュース。ススト(1980)からAAOBB(1989)の中間期、1986年頃の製作なので、丁度ジャパネスクブームの頃、昭和のお仕舞い。
内容的には、ひたすら浮遊の六大よりは、映像の躍動感もあり、打音が多く聴きやすい。菊地のシンセサイザ独奏はインプロ的なんだろうが、少し掴み所が無く、今となっては難しい作品のように思えるが、聴かなきゃそうも思わない訳で、何とも云い難い。レーザーディスクのA面は山口小夜子の「舞踏」で動画。期待の山口小夜子+山海塾はB面で、何と同時期の写真集からの画像を動画処理したもので、かなりがっかり。でもまあ、摩訶不思議な菊地シンセサイザとともに楽しめたことは否めない。一見の価値はある。