Sam Rivers, Dave Holland, Barry Altschul: Reunion: Live In New York(2007, pi recordings)
(Disc 1)
1. Part 1 8:07
2. Part 2 9:41
3. Part 3 15:45
4. Part 4 8:37
5. Part 5 9:32
(Disc 2)
1. Part 1 8:55
2. Part 2 14:46
3. Part 3 4:10
4. Part 4 7:23
Sam Rivers(ts, ss, fl, p), Dave Holland(b), Barry Altschul(ds)
Recorded live at Miller Theatre at Columbia University, New York, NY on May 25, 2007.
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先日、サム・リヴァースを久々に聴いて、いいな、と思った。濃密なジャズで、それを少し抽象化したようなフリージャズの味付け、のような感じが格好いい、のだ。
昔聴いた、ECMでのリヴァースは、ジョージ・ルイスの浮遊トロンボーンと強い残響の中で吹いていて、風呂場の遊びのようで馴染めなかった。マイルスの東京の少し先、くらいが嬉しい。
まだ存命かと思ったら、実はロイ・ヘインズ以上に旧い世代。1923年生まれで2011年に88歳でこの世を去っている。長命だった。1970年代のロフトジャズを牽引している時で既に50代だったのだ。驚いた:
ちなみに
- Roy Haynes (born March 13, 1925) さすがに最近は動静を聞かないような
- Lee Konitz (born October 13, 1927) この人は現役。信じがたい。
- Jimmy Cobb (born January 20, 1929) 近年アルバムを連発
- André Previn (born ; April 6, 1929 – February 28, 2019) 先日逝去
- 秋吉敏子 (Born 12 December 1929) 現役
- Annie Ross (born 25 July 1930) 数年前、ヘンドリックスとのライヴ告知が
- Sonny Rollins (born September 7, 1930) 最近は動静を聞かない
- Wayne Shorter (born August 25, 1933) 現役
- 渡辺 貞夫 (born February 1, 1933) 現役
ということ。
前置きはさておき、逝去4年前、2007年のアルバム。83歳での吹き込みだから、昨年のショーターと同じくらい。そんな年齢を感じさせないで、吹き続ける。パワーで吹き抜ける、というよりは、落ち着いた音のなかで濃厚なジャズの空気を感じさせる。楽器の鳴りも良く、嬉しい。
ホランドとアルトシュルとの組み合わせは、やはり好きだ。分かりやすい、ジャズっぽさが、というか。1970年代のサークルや鳩首会議から、良い意味で変わっていない良さを堪能できるライヴ録音。