K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Roland Kirk: Domino

Roland Kirk: Domino (1962, Mercury)
Roland Kirk (reeds) Andrew Hill (p), Vernon Martin (b), Henry Duncan(ds)
Wynton Kelly (piano), Ernon Martin (bass), Roy Haynes(drums)
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今日は日曜日.今から櫻のチェックを兼ねてランニングの積もり.今朝,皿洗いをしながらかけていたのがRoland KirkのDomino.このBlogではじめての60年代ジャズがKirkなのは,なんなんだろうか,と思いながらも好きなんだなあ.

70年代の多様なジャズの彩りのなかで,Roland Kirkは特異な位置づけで,主流の人々の真面目な苦闘から離れて自身のファンキーな音を出している.管三本をくわえる異様な風体もあいまって,なかなか手が出せなかった.

ジャズがpositiveな意味で芸能であるならば,Kirkはとても立派な,いや偉大な芸人だと思う.聴き手を120%満足させているから.70年代には好きなLP/CDが沢山あるのだけど,これは60年代の一枚.立派なリズムセクションがついても,若きKirkは揺るぎなく,とてつもなく強くスイングしているのが分かる.ジャズは楽しいなあ,といつも思う一枚.

ドミノ+4 (紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: ローランド・カーク,ロイ・ヘインズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/05/29
  • メディア: CD
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