桜に狂ふ日々:去りゆく桜花を惜しんで
[先週土曜深夜,Hさんとその仲間の方々とご一緒した狂おしい夜桜がまだ整理できていないけど]
桜満開の候,先週末は夜桜だの会食だの狂ったような時間を過ごしたが,週が開けると今度は去りゆく桜花を惜しむ気持ちが強くなり,まあ何とも仕方がない.夜桜を一緒したIさんのつぶやき”散る桜で再び狂いましょう”で,また気持ちに火がついた.
今朝5時頃に眼が覚めたのを幸いに,自転車(友人から1.5万円で譲ってもらったもの)に空気を入れて,ポットにコーヒーを入れて,ザックにジャムサンドとバナナを入れて,6時前に飛び出した.5時頃は晴れ間がみえていたが持ちそうになさそうなので,ゴアテックスのレインウエアを着込んで,ペダルを踏み込んだ.
(1)長良坂
夜桜では長良坂の桜をみていなかったので,2〜3分,ペダルを踏んで辻家住宅前から長良坂でしばし楽しむ.ときどき桜花が空に流る.必ずしも風の強さで桜花が散るのではないことに気がついた.微風でも花吹雪,強風でも散らず.単なる物理的力で決まっている訳ではない.桜の木が花を離す意思(みたいなもの)があるのではなかろうか.
辻家住宅前
長良坂
(2)東山界隈
卯辰山のうえを自転車で走りまわって休憩.高いところにあるので,今が満開のようだ.人気がないところで1時間ほど花を見て,コーヒーを呑んで,朝食をとった.鳥のさえずりが賑々しい.隆盛を誇った恐竜は鳥となってその姿を隠し生残り,今また栄えるホモサピエンスは何となって一億年の年月を生きるのだろうか.花をみながらぼんやり.
(3)宇多須神社
卯辰山のうえからおっかな急坂を宇多須神社めがけて降りる.境内いっぱい地に花が咲き...
宇多須神社
(4)桜橋
桜橋から上流をみるのがすきだ.冷たい山稜をみながら,あそこに立つ日が早くこないかなあ,と風に吹かれていた.
たまには自転車も気持がいいなあ.