K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Barre Phillips: Journal Violone II (1979) 晴れた雪の朝に聴くオトは

  寒い朝だった。寒さで眼を覚ました。朝焼けだ。薄暗い時間に起きて、少し仕事をする積もりなので焦った。古い携帯電話の目覚ましはあてにならない。

 そんな朝だったのだけど、先週末にお茶の水で手に入れたECM、西独盤のLPレコードをターンテーブルに載せた。窓の外では、富山との県境の峰が赤白く輝いている。サックスとヴォイスのユニゾンのうえを、太いベースが訥々鳴っている。氷点下寸前の空気感とぴったり。透き通っている。

 近所の珈琲焙煎人のK君の茶房で聴いてから欲しかったレコード。やはり、良かった。

 それにしてもDawn盤でマクラフリンとバリバリのFreeだった筈のサーマンの音色、素晴らしいなあ。それに、鍵盤楽器を含めた音空間の職人として、ヴィトウスと並ぶ才人だなあ、って思った。久しぶりにサーマンをもっと聴こうかな。

 

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Barre Phillips: Journal Violone II (ECM, 1979)
A1. Part I
A2. Part II
A3. Part III
B1 . Part IV
B2 . Part V
B3 . Part VI
Barre Phillips(b), John Surman(b-cl, bs, ss, synth), Aina Kemanis(voice)