K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Cambridge Audio: AZUR351C ちょっとした買い物の積もりだったが


 そもそも音響機器そのものには関心はなくて、ジャズを中心とした音源を集めて35年ばかり。父の遺品である機器類を入手して、全く異次元の音があることを体験あるいは体感した。同時期にファイリング・システムとしてのPCオーディオの便利さ、に開眼して、その音質が気になっていた。

 しかしなが機器のことを真剣に考えることが面倒で、McIntosh C2500で真空管のプリアンプ+PCからのUSB入力が実現できる、と分かって、えいっと導入。これで機器類への投資はお仕舞い。

 ただ友人達が持ち込むCDを聴くときにPCで読み込むのが面倒で、手頃なCDプレイヤが欲しくなっていた。亡父の遺品には、かなり立派なものが2つあったが、レーザーダイオードのヘッドが不調。読み込まない。メーカの修理拠点では対応不能。という訳で、K君情報で、安価だけど上級仕様のプレイヤに遜色ない(という)、Cambridge Audio AZUR351Cを購入。amazonで4.6万円。

 軽い気持でCDを入れて聴いたのだけど、音像の輪郭がくっきりしたような感じに驚いてしまった。現時点では、恐ろしくてMcIntosh C2500+PCオーディオとの聴き比べ、を行っていない。ショック。音の鮮度がとても良い。LPレコード偏重の気持に、影響があるかもしれない。

 元バーブラウン(今TI)でDA変換器の設計者をやってられたHさんと知り合いになった。その彼の話によると良いオーディオ用DA変換器は、まったくデヴァイスの色が出ない、フラットな音響特性だそうだ。だから音響機器設計者の好みの色づけが可能なICが好まれる、そうだ。また、機器内のクロックや、USBはジッター(雑音)にまみれており、そのあたりの追い込みは、音質に大きな影響が出る、そうだ。

 そんな話を最近聞いたのだけど、そんな頭でネットを見ているとUSBフィルターというものがある。PCからのUSBの伝送線に乗る雑音をカットするフィルタ。フィルタそのものが持つ線形ひずみが雑音になるリスクはあるのだけど、とても気になった。試してみようと思う。

 PCオーディオ用DA変換器(現状McIntosh C2500)の見直しをはじめ、なんかディジタル音源の在り方、が気になりはじめた。困ったもんだ。