K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

国王の逝去の前から(スクムヴィットの屋台撤去)

 ハノイバンコクの様子を調べていたら、以下のようなtweetが。

 「春」のことはともかく(笑)、スクムヴィットと云えば歩道を埋め尽くす屋台。眼を疑った。

 さてスワンナプウム国際空港からSky train/BTSでいつものNana界隈に着くと、確かにない、屋台が。なかなか驚きの光景。風情が激変。昨夜の光景はこんな感じ:

f:id:kanazawajazzdays:20161016101414j:plain

 確かにスクムヴィットの通りに「風紀委員」のような取り締まりコーナーがあり、眼を光らせている。いつも見かけると、何となくバンコクらしくほっとする「オカマの露天商」とか、「ニセものかもしれない怪しいED薬」とか、「海賊版DVD」とか、そんな猥雑さの記号、のような要素が消えて、次第にシンガポールのような消毒された街、になるのかしら。

 一方、微妙なお目こぼし?があり、何だろう。私有地かもしれないが。確かに、歩道にははみ出ていない。

f:id:kanazawajazzdays:20161016101442j:plain

f:id:kanazawajazzdays:20161016101444j:plain

 さらに驚いたのが、規制が枝道のSoiまで適用されていて、路上バーとか食事の露天が「ほぼ」消えている。歩きやすくなったが、これまた寂しい:

f:id:kanazawajazzdays:20161016101452j:plain

そうやって「清潔な都市」に変貌していくのは、我々が経験したことだけど、息苦しさもまた増えていく。世間の同調圧力のなかにある「雑菌的なものに対する嫌悪感」に嫌悪感を感じるボクとしては、タイの良い意味での「いい加減さ」が消えなければいいなあ、と思う次第。勝手なツーリストの弁なのだけど。