10年前にシカゴで入手したCD。何故かファラオが充実していた記憶がある。ファラオがリーダではなく客演盤を2枚、フランクリン・キアマイヤ盤(コレ)とアレックス・ブレイク盤を入手。
アレックス・ブレイク盤はテレサでの吹き込みの雰囲気に近く、豪放なファラオを楽しむ感じ。このフランクリン・キアマイヤ盤は、もう少しハードで、サンダースとキアマイヤが対峙するように吹きまくり・叩きまくる。とにかく休憩なしで押される感じで、実に気持ちが良い。何か「spiritual」とか訳の分からないカテゴリに入ることが多い昨今のサンダースよりは、直球で勝負する様子が好ましい。キアマイヤって、他では聴いたことはないが、真っ向から挑む様子が好ましい。ピアノ、ベースはややオフ気味で、ほとんど気にならない。最終期コルトレーンをもう少し尖らせた感じ、とでも云おうか。
久しぶりに聴いたが、やはり良い。
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Franklin Kiermyer, Pharoah Sanders: Solomon's Daughter (1994, Evidence)
1. If I Die Before I Wake 15:00
2. Three Jewels 13:55
3. Akdemus 7:37
4. Peace On Earth 5:50
5. Solomon's Daughter 9:25
6. Birds Of The Nile 7:18
Franklin Kiermyer(ds), Pharoah Sanders(ts), Chris Gekker(flh), John Esposito(p), Drew Gress(b)
Recorded at Water Music, NJ.