K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Thelonious Monk: The Complete Riverside Recordings [Disc 17] (1959) Thelonious Alone In San Francisco

Thelonious Monk: The Complete Riverside Recordings [DISC-17] (1959)
[Session 24]
33-1. [A3]Round Lights 3:37
33-2. [B2]Pannonica 3:52
33-3. [A1]Blue Monk 3:45
33-4. [A2]Ruby, My Dear 4:00
33-5. [OJC-CD]There's Danger In Your Eyes, Cherie (take 1) 4:00
33-6. [B4]There's Danger In Your Eyes, Cherie (take 2)4:17
34-1. [A4]Everything Happens To Me 5:40
live in San Francisco, CA, October 20, 1959
[Session 25]
34-2. [B5]Reflections 5:10
34-3. [B3]Remember2:43
34-4. [B1]Bluehawk 3:37
34-5. [A5]You Took The Words Right Out Of My Heart 4:01
live in San Francisco, CA, October 21, 1959
[A1]-[B5] Riverside RLP 12-312, RLP 1158
Original Jazz Classics OJC-231, OJCCD-231-2 Thelonious Monk - Thelonious Alone In San Francisco

Thelonious Monk(p)
Recorded by Reice Hamel, at Fuazi Hall (San Francisco)

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このComplete盤の収録曲のindexがとても悪くて、もとのレコードとの関係とか、分かり辛い。聴きながらメモを作ることに。

これはThelonious Alone In San FranciscoにOJCでの追加曲を加えたもの。1959年10月20日、サンフランシスコのFuazi Hall で収録。録音技師はReice Hamel。

とにかく、この演奏の録音が非常によい。とても自然な残響のなかでモンクはご機嫌。とても透明度が高いピアノの音が、足踏みの律動とともに捉えられている。足踏みがとてもリアル。

モンクのピアノは、その独特のスタイル、ふらつき・ゆらぎ、から、クラシックから最も遠い奏者、のように思われる。だけどボクがいつも、ピアノの音の粒立ちや照り、のようなものは一番クラシックに近い、と感じている。官能的なピアノ。エヴァンスよりも、はるかにそのように感じさせる。

そんなモンクの「美音」が素晴らしく空間的に収められている。

 

[RLP 1158]ステレオ盤、オリジナル

complete盤よりも「古色」のようなものが潤色されていて、味になっている。残響はやや弱い。足踏みは軽い。

[SMJ-6163] ステレオ盤、ビクター。

日本盤固有の丸まった「柔らかい音」。高音が切れている感じ。要はオリジナルよる中音から低音を強調。足踏みは強い。残響も強調。これcpmplete盤を聴かなければまずまずかなあ。時折、テープの音揺れが軽くはいる。

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手前がステレオ盤のオリジナル。背後は日本盤。STEREOの赤字が入っていないので、モノラル盤のジャケット。