K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Bill Smith, Johnny Eaton/The American Jazz Ensemble: New Dimensions(1962) 音響で聴かせるピアノが楽しい

Bill Smith, Johnny Eaton/The American Jazz Ensemble: New Dimensions(1962, Epic)
LA 16040
A1. It's All Right With Me (Porter) 4:25
A2. Autumn In Rome (Cicognini, Weston, Cahn) 3:04
A3. Cheryl (Parker) 4:13
A4. Deep River (Eaton) 4:00
A5. The Lonely Monk (Smith) 3:39
B1. The Loneliest Monk (Smith) 3:39
B2. The Garden Of Eaton (Eaton) 2:15
B3. Short On Bread (Eaton) 3:10
B4. Makin' Whoopee! (Kahn, Donaldson) 4:15
B5. Little Willie Leaps (Davis)4:05
Bill Smith(cl), Johnny Eaton(p), Richard Davis (b), Paul Motian(ds)
Producer, Liner Notes: George Avakian

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典型的な安レコード。モチアンの名前が眼を引いたので入手。1000円だ。

クラリネットのビル・スミスと ピアノのジョニー・イートンの双頭バンドのようで、2枚位アルバムがあるが、両名とも聴いたこともないし、知らない奏者。雇いのリチャード・デイヴィスとポール・モチアンは知っている、という具合。ビル・スミスはデスモンドの代打でブルーベックとも演奏する人のようで、斑尾での演奏歴もあり驚いた。ビル・スミスは教職の傍ら、という人のようで、作曲が得意なようだ。

内容は一昨日のオーケストラUSAのような「第三の・・・」的なものであるが、案外聴けて面白い。クラリネットは楽器のダイナミックレンジが狭いので、ジェフリーのようにも聴こえる。要は室内楽的ジャズ。

 モノラル盤なので実にしっかりした音で、イコライザで補正すると良い感じ。ビル・スミスはエヴァンスともトリスターノとも違う味わいで、ちょっとモンクっぽいというか、音響で聴かせるピアノが楽しい。

気になったら、試してみて。

(サブスクもyoutubeもないし、CDでも出ていない音源!)

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