K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

好きなアルバム

Charlie Haden : Gitane

Keith JarrettのAtlanticの駄盤のなかのChaelie Hadenの蜜だけを集めた感があるアルバムが仏DreyfusのGitane.時期も1978年なので,丁度Keith JarrettのAmerican Quartetをやめた頃じゃないかな.あの頃のHadenの好きな演奏の空気がたっぷり詰まっているので…

Archie Shepp: Montreux

Archie Sheppのテナーには何かしら「黒さ」とか「しつこさ」がねっとりとまとわりついているのだけど,この演奏は少し乾いた感じで,ライヴであるにも関わら ず微妙な翳りがあって,それが程よい色気になっているような気がする.

Thelonious Monk: Solo on Vogue

VogueってあのVogue.だからパリ録音.冒頭の'Round About Midnightを聴き始めると,訥々とFluctuateしながら綴られていく音がいきなり弾けてしまって,何処かへと散っていくような軌跡だけを残し ていく.寡黙な音と音の間でも静かにFluctuateするモノクロ…

Nat King Cole: Instrumental Classics (McIntoshで古いアルバムを2)

ここではヴォーカルはなし.いい感じでSwingするピアノトリオ.

Duke Ellington: The Duke Plays Ellington (McIntoshで古いアルバムを1)

もっぱらかけているLPレコードはDuke EllingtonのThe Duke Plays Ellington.アルバムタイトルからして格好が良くて,聴く前から演奏がわかるような一枚.

Woody Shaw: Stepping Stones

ボクにとって特別なアルバム。 まっすぐな70年代ジャズの熱い名盤。はじめて聴いたのは京都にあった52番街というジャズ喫茶。すぐ十字屋まで買いに走った、ことがつい先日のように思える。 これを聴くとヴィレッジヴァンガードではなくて、京都のあのジャ…

Han Bennink :3 (1997) Last Dateから三十余年経ても変わらぬ変な味

Michiel Borstlap目当てで買ったが,そんなことがどうでもいいくらいライブ録音の空気がいきなりDolphyの"Last Date"なのでぶっ飛んだ.Han Benninkが作る空間がすでに出来上がっているのだ.あわせて,欧州特有の乾いた空気が作り出す音が一音・一音響いて…

Eric Dolphy: Last Date (1964) ボクが10枚を選ぶなら,の意味

誰もが認める60年代ジャズの名盤. 僕が10枚を選ぶなら,必ず入れる1枚.演奏の良さだけでなく,Last datesを過ごすDolphyの最後の1枚(本当はICPから海賊版紛いが出ているが)ということも,演奏の裏側の物語となり,聴く側の気持ちを昂進させていく.

Chico Freeman:Beyond The Rain

Chico Freeman(ts), Hilton Ruiz(p), Junieeh Booth(b), Elvin Jones(ds), Jumma Santos(perc) 学生時代に一生懸命聴いたChico Freeman.所謂シカゴのAACM派とか,ロフトジャズ云々の解説記事をみた記憶がありますが,良く覚えていない.この一枚が今でも愛…

Chick Corea:Now He Sings Now He Sobs

Chick Corea : Now He Sings Now He Sobs(Solid State) Chick Corea (p), Miroslav Vitous (b), Roy Haynes (ds) 1968年3月録音 Solid State原盤 花曇りの朝なんだけど,雲があるほうが金沢らしくて安心できるように感じる.今朝は5時頃から起きて仕事の準備…

Pharoah Sanders:LIVE

Pharoah Sanders:LIVE (Theresa) Pharoah Sanders(ts), John Hicks(p), Walter Booker (b), Idris Muhammad (ds) 1982 年 San Franciscoでのライヴ 今夜も熱い熱いジャズを聴かずには寝られない,といえば暑苦しい,と云えなくもないPharoah Sanders. 亡く…