橋本一子さんのライヴに行ってきた。場所は渋谷のJZ BRAT。渋谷には全く用事がなかったから、LoftでみたChet Bakerの映画以来かなあ。だから20年以上振りかもしれない。何となく懐かしく、明治坂の上のバーボンの店（ガキだから臭い安酒をうれしがって呑んでいた）はまだあるかなあ、なんてキョロキョロ。
何とまあライヴ当日に、たまたま赤坂某所で仕事があったので、超久々の東京でのライヴお出かけとなった次第。とても嬉しい。
JZ BRATは、こじんまりしたイイ感じのライヴハウス。自然な設えで良かった。
ボクは仕事で20時前まで拘束されていたので、セカンドセットから入った。僅か１時間ほどしか聴けなかったのだけど、本当に久しぶりの橋本一子さんは良かった。なんと1/4世紀（！）前に聴いたVivantやMood Musicの世界の音を引き続き磨いていたから光沢が十分でていたし、漏れ出るJazz音世界も素敵に響きながら、しっかりドライヴしていた。いつぞやのナベサダバンドのピアノで感じたフラストレーション（きれいな音はいいんだけどドライヴしてよね！）を瞬時に払底してくれた。弦のカルテットも上手く使っていたし、声も変わらずで透明感たっぷりだった。
それにしても関係の皆さんは、しっかりボクと同じく加齢しているのだけど、加齢というより、なかなか華麗なので目眩を感じたのでありました。
このライヴを教えて頂いた方とも落ちあって、もう一杯。ジャズディスクの好みがすごく近しい方なのだけど、技術屋の匂いもプンプンでボクと同じ。元来、随分違う分野なのだけど共通の知り合いもいたり、なんとまあ技術屋の世界は狭いなあという、こちらもなかなか素敵な一献でありました。本当にお世話になりました。是非、ジャズディスク持参で金沢にいらしてくださいね。美味しい店で楽しんでから、たっぷりお薦めのベースモノやイタリアモノを聴かせてくださいまし。
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【Ub-X】
橋本一子（p,vo） 井野信義（b） 藤本敦夫（ds,vo）
Guest：橋本眞由己（vo）
【金原千恵子ストリングカルテット】
金原千恵子（1st vln） グレート栄田（2nd vln）古川原裕仁（vla）堀沢真己（cello）
