K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Cuarteto Latinoamericano: The Complete String Quartetsヴィラ・ロボスの弦楽四重奏曲に掴まれた


Cuarteto Latinoamericano: The Complete String Quartets(Villa-Lobos)
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1865999

Cuarteto Latinoamericano: Saúl Bitrán(vln), Arón Bitrán(vln), Alvaro Bitrán(cello),Javier Montiel(vln)

なんでクリックしたのだろうか。昨日、HMVから届いた。メキシコのラテンアメリカ・カルテットによるブラジルの作曲家ヴィラ・ロボスの弦楽四重奏曲集。どうもラテン・アメリカのものはジャズ、フォルクローレ、クラシックに係わらず、気持ちの隙間から入り込んで、つい注文してしまうようだ。Silvia Iriondoもそうだったしなあ。あれまあ。またCDが増えてしまった。といっても6枚で3000円もしない、というお得感がそうさせているのだけどね。

一枚目のCDをiTunesに突っ込む前に、そそくさとCDプレイヤでかけてみる。いきなり直球のストライクでボクを捕まえた。そんなに南米色を出している訳ではない。だけど、きっとジョビンをはじめとする彼の国の音楽家たちが聴いて育ったのに違わないヴィラ・ロボス、だから親しんできたブラジル音楽のオトの源だからだろうか?とても親密にまとわりつく音の流れ。書いてみて、親密、というコトバが一番しっくりくる。背中から、脇から、なんだか体の柔らかいトコロに滑りこむ音の流れ。総体としてのイメエジよりも、瞬間・瞬間のオトの断面が、ノスタルジイとも云えなくもない懐かしさを呼び醒ましている。その時間を遡行するような感覚と身体的な感覚のなかにあるオトを聴くトキの流れ....

クラシックでは、ピアノ曲を中心に集めていたので、弦楽器が気になっていた。だからバルトークとかショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲を入手したのだけど、引きがそれほどでもなかった。好きな感じの曲なのだけど、ボクの窓が開かなかった。今回、いきなり窓が開いた感じだったので、すっかり驚いてしまった。こんなことがあるから、闇雲に注文するのも悪くないのだ。

------------------------------------------------

Disc 1
      String Quartet No. 6
      String Quartet No. 1
      String Quartet No. 17
Disc 2
      String Quartet No. 3
      String Quartet No. 8
      String Quartet No. 14
Disc 3
      String Quartet No. 7
      String Quartet No. 15
Disc 4
      String Quartet No. 2
      String Quartet No. 12
      String Quartet No. 16
Disc 5
      String Quartet No. 5
      String Quartet No. 10
      String Quartet No. 13
Disc 6
      String Quartet No. 4
      String Quartet No. 9
      String Quartet No. 11