K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

レコード屋に通うこと(diskunion JazzTOKYO)


 金沢に来るまでは、レコード屋の店頭でジャケ買いしたり、試聴して買ったり。雑誌も読まなかったから、あとは店員のPOPがきっかけだったり。だから金沢に引っ込んでから、その楽しみはなくなった。youtubeとネットで殆ど変わらないのだけど、なんかディスクが持つオーラ(のようなもの)を感じることはないから、びっくりするような出会い、はネットじゃ難しいような気がする。SNSとかBlog情報も「いいよ」って評価を読んでから買うわけで、本当の意味での、初見ならぬ初聴ではないような気がする。シカタガナイコト、なのだけど。

 最近、LPレコードばっかりで新譜チェックはおろそかだったのだけど、ディスク・ユニオンで南米コーナを久々にチェックした。そのときの何だかワクワクする感覚って、久方感じたことがなかったから、何だろうかって考えたら、そういうことかなあ、と思っている。リアルな出会いが希釈されたような感じ、なんだよなあ、ネットは。本屋とかレコード屋って、やはりリアル店舗じゃなきゃって思う。

 さて今回はごく短時間での買い物。出張の途中に立ち寄ったから。だからモノは金沢へ宅配。気兼ねなく、コレを頼めるから楽しい(じゃなくて)、毒なんだよね。

 南米コーナで入手したのは、アルゼンチンのNora Sarmoriaの Silencio Intenso。1年振りの新譜。色彩感が豊かな音(ピアノ、ヴォイス)を創る人で聴くのが楽しみ。

あとジョイスの旧譜。1977年の少人数での欧州録音だそうで、なんとなく良さそうな感じ。

 あ、LPレコードはECM中心にそこそこ。それは届いてからね。