渡米前後で届いたCD。ちゃんとECMの新譜も聴こうとしている。
このなかで圧倒的な破壊力はディレク・ベイリー、ジャマラディーン・タクマとカルヴィン・ウェストンによる「Mirakle」。ファンクではあるが、今聴くと、存外にしっかりジャズのオーネット一族のリズム隊とベイリーの組み合わせが意外であり、面白い。中毒性強い。
ECM3枚のなかでは、デジョネットが少し意外感のある感じ(Electronicsが美味く効果を出せている)で、気に入った。勿論、ほかの2枚も十分楽しめるのだけど、この「意外感」のような部分が足りない。最近のECMは水準を維持しながらも、マンネリの感もあり、意外感のようなものが足りない。かつては、この意外感の玉手箱、のようなレーベルだったから。
マレイとアレンの組み合わせも良かった。ヒックス以来じゃないかなあ、ピアノとズンズンくるようなどっしりしたジャズ。しっかりとした伝統芸の味、が美味しい。
個別の盤については、時間があったら、ゆっくりと。