連続して2冊の本を読んだ。いずれも猟師の本。この冬は、猟師がやっている店で随分と獣肉を食べて、その美味しいことに刮目。いずれの本も、金沢の猟師と重なる部分もあり、面白く読むことができた。
一冊目はラスト・マタギと何だかのタイトルだけど、本の中にはマタギという言葉は使われいない。東北の山村の男が、生活のために山と共に生き、そして淡々と山を守っていく。そのようなケレン味のない好著。
二冊目は伊丹の農村部出身の著者が、大学から半ばドロップアウトしながら、京都郊外で遊びとも生活ともつかない兼業猟師となって生きる話。これも全く気負いとかはなくて、山とともに生きる様が楽しい本。また、この本は鉄砲打ちの話ではなく、ワナ猟。そこが意外で、また面白い。網を使った鴨猟の話も。