K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

渓流での勝負

大阪から若い友人のY君がやってきた。涸沢の小屋で呑んでいるときに一緒になって以来、たまに山に登ったりする。今回は渓流釣り希望。

その彼を釣れて土日の二日間、渓流を少しだけ。というのは2日間は荒れ模様の雨。それでも、場所をうまく選んで、雨が止んだタイミングで少しだけ遊んだ。

二日目の日曜、雨模様ではあったが、小雨なので渓流に向かった。車止めから30分歩いて入渓。意外なことに水量はさほど多くなかった。それでも、深くは入らず堰堤周辺で遊んだ。

Y君が垂らした糸が大きく揺れ、糸の先に大きな魚影が見えた。軽い昂奮をともに感じ、Y君が引き上げにかかったが、早々に噛みきられてしまった。その後、ボクも再度狙ってみたが、やはり切られてしまった。今まで、尺程度のイワナでは何とか引き上げたのだが、力が強く、水面から持ち上げようとしても、頭も出すことができなかった。そうこうしているうちに、魚体を回転させて切る。

糸を太いものに変える。3度目のトライ。かなり長時間粘る。そのうちに、目印が揺れる。魚が餌をつついているのだ。その揺れが次第に大きくなる。確かに、餌の様子を慎重に確認しているようだ。そのうちに軽く沈下した。引くと暴れだし、大きく引かれる。竿が大きくしなる。でも糸は切れない。やはり魚は重く、引き上げに難渋する。頭を出しで、弱めるという、今までの対応では中々寄せられない。最後は気合いで引き抜き、手元へ。

経験したことがない引き。35cmのイワナだった。今まで一番大きなサイズが33cmだったので、2cmアップ。その引きの力の違いの大きさに刮目。なかなか冷静・沈着に対応できない釣りの浅さ、を痛感。より大きな魚を求めているが、まだまだだなあ、と。だから、釣り上げても渓流での勝負に勝った、気にはまるでなれない、のだ。

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