K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

犀川源流域へ


 昨日は休みをとって、犀川源流域を踏査した。山の深さに憧れ、に近いものがあって、残雪期の高三郎山に登りたくて仕方がない。ただ山道が荒れているらしく、単独行は危ない感覚がある。だから未だ行けないでいる。

 また渓流釣りの好適地でもある。北陸の沢の解説本を読んでから、ますます行きたくなった。夏になって、渓流にオロロ(ブヨ?、吸血虫)がわいている、との話もあるのだけど、とにかく行ってみることにした。登山と渓流釣りの組み合わせ、をやってみたかった。犀川の源流部である倉谷川へ。

 30年前の買った45リッターのザックに釣り用具、非常用の装備などをつめ、パンパンに。あと移動時間短縮用の自転車も。

 犀川ダムから約5km(?)手前の車止めで、クルマから自転車をおろし、犀川ダムまで30分。

さらに歩いて1時間強で倉谷の集落。

倉谷の集落跡には現代の山窩ともいえる小屋掛けが点々としていて、盛期には随分人が入っているようだ。今は誰もいない。ここから釣りをはじめた。結論からいうと、入渓点が浅く、イワナのあたりが出始めたところで時間切れ(ボクは遡行のスピードが遅い。竿を触ると更に遅い)。

25cmの綺麗な岩魚を1本持って帰った。

 オロロは波状攻撃をかけてくるが、頻度は高くない。そのときだけ、防虫ネットを被っていればよい。手袋と袖の間を沢山刺されたが、さほど酷くない。慣れると、気にならない。ただ、薮には入ることが出来ないので、沢通しで詰める。だから渓魚を驚かせながら歩くようなものだ。仕方がないが。

 2時に竿を仕舞って、3時過ぎに倉谷の集落へ戻る。4時半に犀川ダムへ。ダム手前で閃光。天蓋が抜けたような大雨。自転車をこいでいるときも、随分な雨ですっかり濡れ鼠になった。クルマのところに戻ったのが5時。随分長い1日になった。