K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

犀川源流域に入る

今年は例年になく多忙で、気力、体力ともに減退している。そもそも土日は働いている方が多い。山にも登っていない。だから今年は大好きな犀川源流域には入れない、と思っていた。

幸いルアーをやる近所のバーの主人Sさんと客のYさんに誘われ、都合がつきそうだったので行くことにした。体力面の不安を抱えたまま、なのだが。

朝6時に車止めのゲートを出発。自転車3台で犀川ダムへ。6kmの登り坂。その後、ダム沿いの道を5km歩き倉谷廃村へ。途中の歩行路の路肩崩落は激しいが、トラバースは問題なくできる程度。赤い吊り橋が懐かしかった。途中、この吊り橋で怖くて折り返したという単独の若者と交差したが、何をみたのだろうか。

8時半ごろ。暫く廃村脇の開放的な河原で遊ぶが、案の定、ウグイしか出なかった。その後、金山谷出合の手前から入渓。15時に月が原手前で折り返すまで、エサ釣り1人(ボク)とルアー2人で釣りあがった。

先日の大雨のためか水量はこの時期にしては多い。1年前、豪雨で淵はかなり瓦礫で埋もれ、また倒木が多かったが、かなり回復していた。驚き。釣果はまずまず。大きさの割りに良く引く岩魚に驚いた。再び淡い真珠色の岩魚と遊ぶ時間を過ごした。何よりも、あの美しい犀川源流域・倉谷川で遊べて嬉しかった。

午後3時に折り返し5時前に倉谷廃村へ。クラコシ沢出合から歩行路に入ったが、廃道状態。崩落に加え草で足元が見えない。神経がかなり減って、疲れた。廃村で暫く休憩、荷物の整理、イワナの処理を行った後、5時20分に出発。日没を追いかけ、急いで犀川ダムに向かう。還暦をすぎたSさんの足取りは軽快、驚き。午後6時45分には犀川ダムへ。休む間も無く自転車。これはご褒美の下り6km。途中、熊に遭遇しないことを祈りながら進む。完全に暗くなる前にゲートへ。実に長く、実に暑い1日だった。もう1回行けるといいな。泊まりだといいなあ、と改めて思った。

その夜遅く、Sさんのバー(猫のとこ)でビールを呑んでいた。他の客から、そんなしんどい思いをしなくても入れる場所はあるでしょ、と聞かれた。確かにそうなのだけど、あの谷あいの場所の美しさに惹かれる気持ちは3人とも同じなんだろうな。辛くて辛い釣行で、釣果と労力は「全く」見合わないのだけど、やはり行きたくなるのだ。

Sさん、Yさんありがとう。

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