以下の記事を読んで、すぐ欲しくなった。米コロンビアの古レコードは概して音は良好、マイルスとかの人気盤を除くと安価。メジャー・レーベルなりの良さ、がある。だから、ルネ氏の記事を読んで、すぐ探したのだ。やはり、昔の新譜のレコードくらいの値段で入手。
で、本日入着。早速、モノラル・カートリッジを装着したプレーヤーで聴いてみると、まずは明瞭かつ強い音圧のピアノに痺れた。持っているコロンビア盤で、ここまで驚いたことはない。妙なイコライズもないし、自然な音で美しく入っているのだ。
演奏もとてもスムーズな感じで強いドライヴ。なんかアクを抜いたエロール・ガナーのようだな、と思っていたら、最後の曲がミスティ。なかなか泣かせる選曲。
何枚かレイ・ブライアントのレコードを持っていたが、ピンと来ることはなかった。しかし、これは例外。安価だったこともあり、とても嬉しくなった。
ジャケット写真が「小さなスージー」だろうか。よく見ると二人はそっくり。微笑ましい感じ。
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The Ray Bryant: Little Susie (1960, Columbia)
A1. Little Susie (R. Bryant) 4:40
A2. By Myself (H. Dietz, A. Schwartz) 3:20
A3. Blues For Norine (R. Bryant) 4:35
A4. Moon-Faced, Starry-Eyed (K. Weill, L. Hughes) 3:27
A5. Big Buddy (R. Bryant) 5:37
B1. Willow Weep For Me ( A. Ronell) 5:12
B2. Greensleeves 2:26
B3. So In Love (Cole Porter) 5:41
B4. If I Can Just Make It (Into Heaven) 2:12
B5. Misty (E. Garner) 4:04
Ray Bryant(p), Tommy Bryant(b), Eddie Locke, Gus Johnson(ds)