K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

シンガポール雑感

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昨夜は学会の懇親会。シンガポール酒類が異常に高価なので、美味しい中華にお茶。何とも締まらない。

隣は黒竜江省の牡丹江出身。シンガポールでメーカーのフィールド技術者をやっている中国人。反対側はサムソン辞めてシンガポールの大学で研究者をやっている韓国人。ともに若いがイキの良さ、が印象的。活気がある華人社会であり、米国的競争社会でもあるシンガポールの成功組であり、またそれを持続させる意欲の強さ、を強く感じた。そのような競争的な若さ、が中国を含めたアジアの技術者の世界だろう。

20年くらい前、米国の技術者(といっても、中国、インド、アラブが大半)に感じた強さ、と空気に近い。日本の電機メーカーの技術者の圧倒的な弱さ、と表裏だったが。その感覚は、さらに強まっている。個の強さ、は社会の強さ、でもある。

前日の曇り空が嘘みたいに晴れた今朝、シンガポールの大学まで歩いていると、シンガポールの古層たる英国的な街の造りの上に、米国的なテイストが塗り込まれているように思えた。そして、その上をベンツに乗った華人が疾走する。あちこちの工事現場には、日曜日であるにもかかわらず、有蓋トラックに鈴なりのインド系労働者が運び込まれる。光の強さ、と同時に翳の強さ、を思った。

すっかり汗をかく頃、人影が少ない大学に着いた。

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