K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Freddie Hubbard, Stanley Turrentine: In Concert Volume One (1973) CPは馬鹿に出来ない1枚

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 volume 2に続き、volume 1へ。(逆じゃないか)

ECMとかフリーとかインプロとかの中で、これは逆に新鮮。まあ当時はCTIって何となく日陰感があって、ジャズ喫茶でもかかっていなかったように思うがどうだろうか。
 持っているレコードは1978年にキングから再発されたもの。ペロペロの薄いジャケットで、見開きじゃなくなっている。実に安っぽい。しかし音質はRVGカッティングよりも好み。擦れたような高音が抑えられている。日本盤のバランスの良さ、が生きている。

こっちは、たまにゲイルが聞こえるが、存在感ゼロは変わりなし。ロン・カータのワンパターンも変わりなし。てっきり電気ベースでクサっているのかと思ったら、アコウスティック。10年前にドルフィーと吹き込んだ人とは思えないなあ。

何故かジャケットの筆頭はハバード。Columbiaへの配慮か。1と2で微妙に変えているところが、実にセコい。マイナーレーベルの悲哀、かなあ。

多分、500円くらいで入手したレコードだけど、CPは馬鹿に出来ない1枚。お薦め。

イン・コンサートVol.1

イン・コンサートVol.1

 

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Freddie Hubbard, Stanley Turrentine: In Concert Volume One (1973, CTI Records)
A. Povo 19:11
B. Gibraltar 19:13
Freddie Hubbard(tp), Stanley Turrentine(ts), Herbie Hancock(key), Eric Gale(g), Ron Carter(b), Jack DeJohnette(ds)
Engineer: Charles Buchanan
Mixed by Rudy Van Gelder
Photography By [Cover, Liner] – Mort Mace
Producer – Creed Taylor
"Gibraltar" recorded March 3, 1973 at the Chicago Opera House. "Povo" recorded March 4, 1973 at the Ford Auditorium in Detroit. Recorded by Metro Audio, Inc.