K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

森山威男: Live at Lovely(1990) 28年前の名古屋の観客に混じって

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丁度、仕事一色だった時期なので、この頃のジャズのことはリアルタイムには、あまり分からない、割と最近入手したアルバム。森山威男は山下トリオでの演奏で心奪われた(と書いて大袈裟ではない)のだけど、退団後の動静はあまり分からなかった。1985年頃だったか、八ヶ岳ジャズフェスで板橋文夫宮沢昭、米木康志らと出演しているのを聴いたくらいか。

これを聴いていると、フリーとかメインストリームといった型にはまった分類を凌駕していて、フリーよりも破壊力があり、メインストリームよりもドライヴ力があり、とい云うか。

奏者のエネルギーに任せて、愉しめばよい、それだけ。28年前の名古屋の観客に混じって時間を過ごすのだ。

当時、CD屋でアルバムを買っても何だか面白くないな、と感じはじめた時期だと記憶しているが、面白い音を見つけに行かなかっただけ、なのだ。

ライヴ・アット・ラヴリー

ライヴ・アット・ラヴリー

 

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森山威男: Live at Lovely(1990, DIW)
1. Sunrise
2. Watarase
3. Exchange
4. Hush-A-Bye
5. Goodbye
森山威男(ds), 井上淑彦(ts), 板橋文夫(p), 望月英明 (b)
Recorded: December 28,29, 1990.