K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

本田竹曠: EASE

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本田竹曠: EASE(1992, BMG)
1. Ease (本田竹曠) 8:05
2. Cha-Cha-Cha (峰厚介) 7:35
3. Soque Heilian (本田竹曠) 6:48
4. Bird In The Yard (岡田勉) 7:54
5. Is It True (向井滋春) 5:45
6. Mr. Monster (峰厚介) 8:33
7. Major To Minor (峰厚介) 7:56
8. Savani (本田竹曠) 7:08
9. Sea Dream (本田竹曠) 3:01
本田竹曠(p), 峰厚介(ts.ss), 植松孝夫(ts), 向井滋春(tb), 岡田勉(b), 村上寛(ds)  
Recorded at Music Inn Studio, September 2.3.5.10, 1992.

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ゆっくりとアルバムを手に入れているのが植松孝夫。ジャズの聴きはじめ一ヶ月くらいの頃、NHKのFM番組「セッション79」で聴いてから。元岡一英とのインプレッションズで、これぞジャズ・テナーという「刷り込み」がされたような気がする。だから後でコルトレーンを聴いても、なんか植松版のほうがしっくりしたりした、のは面白い。「刷り込み」なんだろう。日野皓正との共演盤も良かったなあ。

植松孝夫のリーダー作はLPレコード2つ、CD1つ。それらは早々に入手したので、共演盤をゆっくり蒐集。ということで本田竹曠のEASEを入手。1980年頃の日本のジャズシーンで中心的なメンバーのセッション。面白くない訳はない。目当ての植松孝夫のソロも「らしい」ソロで楽しい。それ以上に、ネイティブ・サン後の本田竹曠っていいなあ、と思う。

ネイティブ・サン前が悪い、ということではないが、Boogie-Boga-Booもそうなんだけど、吹っ切れたような熱気のようなものが凄い。指先で弾けそうなgrooveする音を押さえつけて叩き出すような躍動感。植松孝夫目当てだったのだけど、いや、もう少し本田竹曠を聴かなきゃ、と思う1枚。

この熱さ、をもっと聴きたいなあと思う昨今なのだ。

EASE(紙ジャケット仕様)

EASE(紙ジャケット仕様)