K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Michel Petrucciani, Wayne Shorter, Jim Hall: Power Of Three (1986)アナログ末期の美音を聴く

Primary

Michel Petrucciani:  Power Of Three (1986, Blue Note)
A1. Limbo (Wayne Shorter) 7:57
A2. Careful (Jim Hall) 6:49
A3. Morning Blues (Michel Petrucciani) 8:15
B1. In A Sentimental Mood (Ellington, Mills, Kurtz) 12:18
B2. Bimini (James S. Hall) 10:05
Michel Petrucciani(p), Wayne Shorter(sax), Jim Hall(g)
Engineer: Dave Richards
Producer: David Rubinson
Recorded live at the Montreux Jazz Festival on July 14, 1986.
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ショーターのアルバムを聴き直すなかで、これをターンテーブルに載せた。実に久しぶり。

あまり好きなアルバムではなかった。モントルー・ジャズ・フェスティバルでの即席的なセッションのようで、緊密なインタープレイ、というよりは3人が適当な距離を取りながらソロを廻す、だから1+1+1が3を越えない印象がある。かと云って、WRのような、練りに練った編曲がされている訳でもなく。

今回、聴き直して、演奏への印象はさほど変わらない。しかしながら、アナログ末期の美音に参ってしまった。インタープレイ云々なんてどうでもよく、名手3人、ショーター、ホール、ペトルチアーニの演奏そのものの音の色艶の良さ、に惚れ惚れ。聴き入ってしまった。1+1+1=3なのだけど、そもそも1がとてつもなく大きい、そんな演奏。

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