K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

(ECM1014) Chick Corea: Piano Improvisations Vol. 1 (1971) 作曲行為がしっかり入った美しい旋律が煌めく

Piano Improvisations Vol.1

[ECM1014] Chick Corea: Piano Improvisations Vol. 1 (1971, ECM)
A1. Noon Song
A2. Song For Sally
A3. Ballad For Anna
A4. Song Of The Wind
A5. Sometime Ago

Where Are You Now-A Suite Of Eight Pictures ?
B1. Picture 1
B2. Picture 2
B3. Picture 3
B4. Picture 4
B5. Picture 5
B6. Picture 6
B7. Picture 7
B8. Picture 8

Chick Corea(p)

Cover Design: B & B Wojirsch
Produced by Manfred Eicher
Engineer: Jan-Erik Kongshaug
Photography by Valerie Wilmer
Recorded on April 21 and 22, 1971 at the Bendiksen Studio, Oslo.

https://www.ecmrecords.com/catalogue/143038750601/piano-improvisations-vol1-chick-corea-chick-corea

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[2019-10-28]

体裁修正。

[2015-01-5記載] 

ECMのLPレコードを買い続けて、2年くらいになる。気がつくと200アルバムを突破していた。LPレコードなので1980年代の後半まで。カタログ上は約500枚くらいのレコードがあるような感じなので、直に半分くらいまでいきそうだ。特に1000番代、1100番代で1980年くらいまでは60〜70%は揃えたので、全部そろえたいなあ、とムラムラしている。(やれやれ)

そんなレコード棚の整理の中で気になったものを聴き直しているのだけど、久々に聴いたアルバムがこれ。ある時期からチックを聴かなくなったので、改めて素晴らしいピアノ奏者なんだなあ、と思った。同じソロピアノであってもキース・ジャレットとは随分違う。タイトルの Improvisationsほどは即興めいてなく、作曲行為がしっかり入った美しい旋律が煌めく。この奏者の素晴らしさは、まず作曲能力そのものだよなあ、と改めて認識した次第。それにピアノの響きも美しい。キースのような神がかった大仰なものでなく、森のなかで滴る雨、海原に吹く風といったような風情で、とても自然。気持ち良い。

1971年、という年は、彼のなかで一番凄まじく、そして実り多い年であったようだ。A.R.C.の吹き込み、さらにアンソニー・ブラックストンを加えたサークルでのパリ・コンサート、並行して、このソロ、そして「あの」RTF。その舞い上がる速度の凄まじさ、その力で未だにグライダーのように風に曳航されているように、思えてならない。

 持っているレコードはオリジナル盤(背文字なし)で、その後のプレス(LCコードあり)と比べると、微妙なのだけど確かに音が違う。その澄んだピアノの音を聴いていると、改めてECMの素晴らしさと、40年以上続いた力に感嘆するのだ。

 

[1月29日 追記] 少しだけマニア気分の情報(ボクは初心者ですから...)

このレコードは市中に大量に出回っている。だから概してそれも安価。西独盤、米盤(ポリドール)、日本盤(ポリドール)など。当初のECMはレーベルでなく単品でレコード会社と契約していたから、初期のアルバムの日本での発売元はばらばら。西独盤も発売時期で若干見かけ、が異なる。まずEUのレーベルコード(LC2516)の記載の有無。1970代中盤以降のものに記載されている。これでプレス時期が推定できる。さらに、このレコードのように最初期のECMでは背のタイトルの有無。

ECMの場合であっても、やはり初期にプレスされたレコードの方が音が良い、と思う。実はこのレコード、2種類の西独盤を持っているのだけど、聴き比べると初期の方が鮮度が良い感じ。ただし、聴き比べないと分からないレベル。たまたま手には入れは、手に入れたらいいし、こだわって追いかけるレベルではないと思う。 まだマトリックス番号にこだわるほど、気が狂っていない

まあ、Blue Noteでこの手の遊びはすぐ10万円の世界なのだけど、ECMは高価でも5000円。大概は2000円以下の世界なので楽。最近思うのはオークションの値付けが高すぎる。海外サイトの相場よりもずっと高価。

参考記事:

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2005/06/piano-improvi-1.html

チック・コリア・ソロ Vol.1

チック・コリア・ソロ Vol.1

 

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左は初期の盤、右は後年の盤

 

表ジャケットは同じ

 

裏ジャケットも基本は同じ。 新しい盤は右端下にLC番号がついている。

 

ジャケットの背

 

レーベルは明確に異なる。新しい盤にはLC番号が。